会計スキル・USCPA

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エアバス A380エアライナー納入遅れ

2008-05-13 22:13:13 | 航空業界
あのジャンボジェット、ボーイング747の開発のハナシですが、当初2階建てで作るはずだったんですな。2階建て。これ、革新的な感じがしますが、ジャンボの開発者はこの2階建てで開発をやめて1階建てのただっぴろい機体で開発すると決めるまでにものすごい苦労をします。

747ジャンボをつくった男

顧客であるパンナムが、今はもうつぶれてしまいましたが、当時は強い力を持っていて、2階建てだと言っている、ボーイング社の幹部もそのつもり。しかし実際に図面を引く段階になってみると、どうもうまくいかない。貨物を入れにくい、出し入れしにくい、乗客の避難がしにくい・・・。それが、ワイドポディの一階建てにして考えてみるとこれが瞬く間に解決。で、それをパンナムやボーイング社内の了解を得るのに一苦労。もともと一階建ては異端のアイディアだったんですな。

現在も大活躍している名機747も、もともとは、社内の開発優先度が低く、責任者は技術者や予算の確保に苦労します。オフィスも一杯一杯で・・・。当時は超音速機の開発に社運をかけていたんだそうで。

いや、ぞくぞくする開発ストーリーです。何気なく普段乗っている747がいかに考え抜かれ、練りに練られて作られたか。ボディ、翼、機首上部のコブ、内装・・・。

で、何のハナシでしたっけ?

失礼、今日はエアバスでした。

Airbus Extends Delays on A380 Airliner Deliveries

エアバスA380なんですが、ものすごく2階建てですな。

747開発の時にひっかかった問題はクリアしたんですかね。まあ当時とはエンジンをはじめ技術が全然違うんでしょうがね。

で、納期遅れのハナシです。さらに遅れるとかで、

The planemaker will deliver 12 A380s this year instead of the 13 planned, 21 airliners in 2009 rather than 25, and 30 to 40 planes two years from now instead of 42, Chief Executive Officer Tom Enders said on a conference call today.

今年13機の予定が12機に、来年25機のはずが21機に・・・。あらら。

The A380's delays stem from the time needed to install the 300 miles (480 kilometers) of cabin wiring that goes into each plane. The first 25 A380s are being outfitted by hand at Airbus's Toulouse headquarters rather than in Hamburg as the original plan called for. Starting with the 26th plane, Airbus had aimed to use automated processes to install wiring and return the work to Hamburg.

480キロメートルもある配線に手間取っていて、最初の25機は手作業で配線するんだとか。あのー、21世紀の最新鋭機なんですけど・・・。

26機目からは自動になるみたいですがね。


A380情報。hiroki_h2さんのブログです。




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