エコノミックヒットマンの3段階途上国支配方式はとっても分かりやすいんですが、ニューヨークタイムズに厳しい批判が出ているんで、ご紹介。
Review: The Secret History Of The American Empire
これは続編の方ですね。前回のインタビュー動画もそうですが、07年に出た続編に関する書評です。
Thus, while the average person may think George W. Bush and Vladimir Putin are the ones who pull the strings on this planet, Perkins disabuses his readers of such naïveté. It is the economic hit men (E.H.M.'s) and their rough-and-tumble cousins, the corporate "jackals," all of them in the employ of the "corporatocracy," who decide who prospers, who starves, who lives, who dies.
普通の人なら世界を操っているのはブッシュかプーチンだと思うところだが、パーキンスはそんな甘い考えをすてさせてくれる。世界を操っているのはエコノミックヒットマンやジャッカルであって、コーポレートクラシーに雇われ、コーポレートクラシーが、誰が繁栄して誰が飢え、誰が生きて死ぬかを決めているのだ。
He seems to believe that the C.I.A., having murdered the democratically elected presidents of Chile and Ecuador, then put Linda Tripp on the payroll in a plot to destroy Bill Clinton - and frankly,this sounds a bit far-fetched. He suggests that the first President Bush invaded Panama because Manuel Noriega had incriminating photos of George W. Bush sborting cocaine and engag in kinky sex
彼はCIAがチリやエクアドルの民主的に選ばれた大統領を暗殺し、リンダトリップを雇ってクリントンをはめたと信じているようだが、率直にいってこれはこじつけにみえる。初代のブッシュがパナマ新興したのは、ノリエガが、息子のジョージWがコカインを吸って変態セックスに励んでいる写真を持っていたからなんだそうだ。
If only history were this much fun!
世界がそんなに面白おかしいんだと!
まあ、結構コテンパンになってます。世界を背負っているみたいな書き方が読んでて気になるのは確かで、そういう反発がこういう書評になってるんでしょうな。
とは言え、パーキンス図式はスティグリッツやジェフリーサックスの主張とも一部整合していて、書きぶりは別にしてそんなに突拍子もないこと、とは片づけられないような。
本書でクリントンのハニートラップについては、伝聞として確かに書かれているんですが、
孫崎さんの本にもそれらしいことをにおわせていて(82ページ)、全く否定できるものかどうか。
『誰がモニカルインスキー事件をしかけたかはわからない。しかし、共和党がモニカ・ルインスキー事件でどこまで追い詰めるかという問題と、共和党系のタカ派が主張するイラク参戦を行うか否かがリンクしていた。クリントン大統領は一種のハニートラップの中に落ち込んだ。米国人が米国の大統領に仕掛けている』
孫崎さんは元外務省のお役人なんで。
それにこの書評は07年に出たCIA本を前提にしてないかもですな。
CIAがメタメタでなんでもありだったことが、詳しくかかれてます。
Review: The Secret History Of The American Empire
これは続編の方ですね。前回のインタビュー動画もそうですが、07年に出た続編に関する書評です。
Thus, while the average person may think George W. Bush and Vladimir Putin are the ones who pull the strings on this planet, Perkins disabuses his readers of such naïveté. It is the economic hit men (E.H.M.'s) and their rough-and-tumble cousins, the corporate "jackals," all of them in the employ of the "corporatocracy," who decide who prospers, who starves, who lives, who dies.
普通の人なら世界を操っているのはブッシュかプーチンだと思うところだが、パーキンスはそんな甘い考えをすてさせてくれる。世界を操っているのはエコノミックヒットマンやジャッカルであって、コーポレートクラシーに雇われ、コーポレートクラシーが、誰が繁栄して誰が飢え、誰が生きて死ぬかを決めているのだ。
He seems to believe that the C.I.A., having murdered the democratically elected presidents of Chile and Ecuador, then put Linda Tripp on the payroll in a plot to destroy Bill Clinton - and frankly,this sounds a bit far-fetched. He suggests that the first President Bush invaded Panama because Manuel Noriega had incriminating photos of George W. Bush sborting cocaine and engag in kinky sex
彼はCIAがチリやエクアドルの民主的に選ばれた大統領を暗殺し、リンダトリップを雇ってクリントンをはめたと信じているようだが、率直にいってこれはこじつけにみえる。初代のブッシュがパナマ新興したのは、ノリエガが、息子のジョージWがコカインを吸って変態セックスに励んでいる写真を持っていたからなんだそうだ。
If only history were this much fun!
世界がそんなに面白おかしいんだと!
まあ、結構コテンパンになってます。世界を背負っているみたいな書き方が読んでて気になるのは確かで、そういう反発がこういう書評になってるんでしょうな。
とは言え、パーキンス図式はスティグリッツやジェフリーサックスの主張とも一部整合していて、書きぶりは別にしてそんなに突拍子もないこと、とは片づけられないような。
本書でクリントンのハニートラップについては、伝聞として確かに書かれているんですが、
The Secret History of the American Empire: The Truth About Economic Hit Men, Jackals, and How to Change the WorldPlumeこのアイテムの詳細を見る |
孫崎さんの本にもそれらしいことをにおわせていて(82ページ)、全く否定できるものかどうか。
『誰がモニカルインスキー事件をしかけたかはわからない。しかし、共和党がモニカ・ルインスキー事件でどこまで追い詰めるかという問題と、共和党系のタカ派が主張するイラク参戦を行うか否かがリンクしていた。クリントン大統領は一種のハニートラップの中に落ち込んだ。米国人が米国の大統領に仕掛けている』
孫崎さんは元外務省のお役人なんで。
情報と外交孫崎 享PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
それにこの書評は07年に出たCIA本を前提にしてないかもですな。
CIA秘録上ティム・ワイナー文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
CIAがメタメタでなんでもありだったことが、詳しくかかれてます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます