会計スキル・USCPA

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フォーリン・アフェアーズ 先進国から新興国へ

2010-08-19 07:12:46 | 政治
アリゾナ州の移民法がどうのこうの、とか、

アリゾナ州移民法の施行差し止め、オバマ政権「勝利」

米国で生まれたら市民権が自動的に与えられるのってどうよ、とか


米国生まれの子に市民権 『不法移民助長、改正を』


失業率が10%近くから改善しない状況や、メキシコからマフィアが流れ込んでくる、っていうんで、移民をなんとかしろ、という声が高まっているわけですが、

そういうことを言ってられるのも、今のうちで、いずれ先進国は人口減で労働力不足に悩まされることになって、移民を奪い合うようになる、と書いていたのは、ジョージフリードマンなんでてた。

100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図 米国分裂


で、

たまたま、本屋でこれを見つけて、買って読んでみましたが、

第一章が、先進国の衰退と途上国の台頭をどう管理するか ―― 世界を変える四つの人口メガトレンズ

と、モロ、これからの人口問題を取り扱っています。

労働力の多い、途上国から、労働力不足の先進国へと大きな人の流れが必然的に起きる、と分析しています。


フォーリン・アフェアーズ・テーマ別アンソロジーvol.31「流れは先進国から新興国へ ――世界のパワーバランス、 グローバルな経済・統治構造はどう変わる」
ジャック・A・ゴールドストン,ロバート・カプラン,フレッド・バーグステン,他
フォーリン・アフェアーズ・ジャパン




それと、

アメリカの政策決定者は、大規模な対外赤字、支配的な準備通貨としてのドル、そして『対外赤字とドルの覇権を必然とする大規模な資本の流入』は、もはやアメリカの国益に合致しないことを認識しなければならない。

むしろワシントンは2008年に中国その他が表明した、国際的な通貨システムの改革に向けた真剣な話し合いの開始を求めるイニシアチブを歓迎すべきだろう。

と、

フレッド・バーグステンが第三章、ドルとアメリカの赤字 ―― 次なる危機を回避するにはで、書いてます。


ブラジル、インド、トルコの状況なんかの章もあって、値段は高いんですが、結構良い感じです。