自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

大きな実・・・

2016-09-13 22:21:00 | お散歩
ホオノキ[朴木・厚木](モクレン科)
日当たりの良い林縁では、ホオノキの実が赤く色付いていました。
先日載せたコブシと同属で、同じように集合果をつけますが、花も大きいだけあって実の方もかなり大きいです。
葉が30cm位あるので、この実は15cm程はあるでしょうか。いや、もっと大きいかもしれません。
熟すと赤い種子が顔を覗かせます。やはり珠柄でぶら下がるようですが、ホオノキのその姿も見たことがありません。
気が付くと、実のまま下に落ちていることが多いです。
見慣れている木でも、課題はまだまだありますね。

9月上旬 横浜市内にて

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こちらも人気者・・・

2016-09-12 21:07:00 | お散歩
ツルボ[蔓穂](ユリ科、キジカクシ科[APG])
林縁に広がる草はらで、ツルボの花が咲いていました。
先日載せたキツネノマゴと同様に、この花も昆虫たちに人気があります。
この時もアブなどに混じってコアオハナムグリが、夢中になって花に顔を突っ込んでいました。この甲虫は花粉を食べるのですね。

こんな具合にツルボの花畑が見られます。
右隅にスズメバチの姿を捉えました。花に集まる虫たちを狙ってきたのでしょう。
9月も半ばになり、スズメバチの活動も活発になる季節です。先週末もマラソン大会で多数の方が被害に遭ったようです。
気を付けて散策をしないといけませんね。

2015年の実

9月上旬 横浜市内にて

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色づく前の・・・

2016-09-11 21:40:00 | お散歩
アオツヅラフジ[青葛藤](ツヅラフジ科)
道端の茂みに、真ん丸とした緑色の実が生っていました。
6月下旬ころから花を見たことがありますが、花期は長く近所でも咲いている時期は色々です。
以前にも載せましたが、茎や根を「木防已(モクボウイ)」といって、利尿、鎮痛、解熱、緩下薬に用います。果実を干して煎じたり、生のまま絞った汁を飲んでも効果があるそうです。
もう少し季節が進めば、黒く熟し表面が白い粉をふくようになります。
結局今年も雌花の様子を見ることができませんでした。この課題はいつ克服できるのでしょうか。

ガビチョウ[画眉鳥](チメドリ科)
林の中を歩いていると、綺麗な鳥の鳴き声が聞こえてきました。これは何度も聞いているガビチョウの声です。周囲を見回してみると、少し離れた木の枝で気持ち良さそうに囀っていました。
この林でもこの鳥と出会うのは珍しくなくなりました。

8月中旬 横浜市内にて

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人気者・・・

2016-09-10 16:14:00 | お散歩
キツネノマゴ[狐の孫](キツネノマゴ科)
道端の草むらでは、目立たぬ花も咲いていました。キツネノマゴです。
花を疎らに付けるので、花期でも目立つ存在とは思えません。
ところがこの花は、虫たちには人気があるようです。
ハナアブやチョウなどが忙しそうに花々を巡る姿をよく見かけます。
この時は、変わった色の虫が吸蜜していました。
これはルリモンハナバチでしょうか。こんな色の蜂は初めて見ました。
このルリモンハナバチは、絶滅危惧種に指定されている都道府県もあるようで、色だけではなくその存在も貴重なようです。
小さく少ない花ですが、虫たちを引き付ける魅力があるようですね。

2011年の花

8月中旬 横浜市内にて

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糸ひくもの・・・

2016-09-09 18:52:00 | お散歩
コブシ[辛夷](モクレン科)
林の中ではコブシの実を見ることができました。
これは集合果で、熟してくると中の種子が膨らんできて、表面がごつごつとしてきます。この様子を拳に例えてこの名がついたという説もあるようです。
このあと果皮が開裂し、中から赤い種子が顔を覗かせます。

別の林では、風に吹かれて落ちたのか、足元にたくさんの実が落ちていました。
果皮が割れて顔を覗かせて種子は、そのあと白い糸状のものにぶら下がるそうです。
その様子を見たことが無かったので、種子をひとつ引っ張ってみました。
すると面白いように中から白い糸のようなものが出てきました。これは珠柄(しゅへい)と言って、胚珠を子房の胎座に付着させる柄で、子房から栄養をもらっている臍の緒の様なものなのです。
熟した後に伸びてくるのはどうしてなのでしょう。鳥などにその存在をアピールしているのでしょうか。
一度、木からぶら下がっている様子を見てみたいですね。

2015年の花

8月中旬 横浜市内にて



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