自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

野に咲いて・・・

2016-09-20 18:20:00 | お散歩
ニラ[韮](ユリ科:ヒガンバナ科[APG])
本州~九州、アジア東部・南部に分布する多年草。葉は幅3~6mmの扁平で、先は鋭く尖ります。全草には独特の臭いがあります。
8~9月、散形花序をだし、白色の花を多数つけます。子房は3室で、熟すと3裂します。栽培もされていますが、山野に自生もしています。
道端の茂みでニラの花も咲いていました。この辺りで見るニラは、自生のものなのか畑から逃げ出して定着したものなのか判断ができません。
以前にも載せましたが、ニラと間違えてスイセンなど葉を食してしまい、食中毒を起こすことも珍しくありません。
ニラ独特の臭いをよく確認してから採って欲しいですね。

9月上旬 横浜市内にて

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忘れられた・・・アマチャヅル

2016-09-19 22:21:00 | お散歩
アマチャヅル[甘茶蔓](ウリ科)
林縁の茂みにこんな実が生っていました。
これはアマチャヅルの実ですね。まだ緑色をした未熟な実です。

アマチャヅルは、茎や葉を刈り取って日干し、民間療法で咳や慢性気管支炎に使われていました。
1970年代に薬用人参(オタネニンジン)と同じ構造を持つサポニンが多数同定されて、滋養強壮や胃・十二指腸潰瘍などに効果があるのではないかと注目を集めました。
一時期大変なブームとなっていたようですが、有効性を示す信頼できるデータはないようです。
ブームが去って安心しているのは、アマチャヅル自身なのでしょうね。

2013年の実

9月上旬 横浜市内にて


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赤くはならずに・・・

2016-09-17 14:58:00 | お散歩
ユリノキ[百合木](モクレン科)
先日、コブシとホオノキの実を観察したので、同じモクレン科のユリノキの様子が気になり見に行ってきました。
こちらが今のユリノキの実です。
同じ集合果ですが、中には翼果が集まっています。熟すと種子を重心として、プロペラのようにくるくると回って風に乗って落ちてくるのです。
ユリノキはLiriodendron属(ユリノキ属)、Magnolia属(モクレン属)のモクレンやホオノキとは違う様子の実を付けているのですね。
最近、ユリノキの花を見ていません。
来年は久しぶりに見てみたいと思います。

2011年の果実

9月上旬 横浜市内にて

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巡回中・・・

2016-09-15 18:16:00 | お散歩
アオダイショウ[青大将](ナミヘビ科)
道端の土手でアオダイショウと出会いました。
薄曇りのこの日、日光浴でもしていたのでしょうか。
写真を撮った後、前に回って観察をしていたら、首を持ち上げて舌をチロチロと出し始めました。
品定めでもされていたのでしょうか。
暫らくすると動き始めて藪の中に消えていきました。
このアオダイショウを育む力が、この辺りの林にはあるようです。



5月のアオダイショウ

9月上旬 横浜市内にて

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開花中・・・

2016-09-14 21:37:00 | お散歩
コヤブタバコ[小薮煙草](キク科)
道端の茂みで、コヤブタバコと出会いました。
茎は太く、よく分枝して長く伸びる姿がよく分かりますね。

コヤブタバコという割には、ヤブタバコよりも大き目の頭花を付けます。
この頭花は緑白色で筒状花だけからなり、周辺部に雌性花が、中央に両性花が付くそうです。
確かに中央部と周辺部の印象が違いますね。
俯いて咲き、咲いているのかどうだかよく分からない花。
今開花中です。。。

9月上旬 横浜市内にて

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