ヤマラッキョウ[山辣韮](ユリ科)
福島以南の本州~九州、沖縄の山地草原に見られる多年草。やや湿潤な草原を好みます。
夏の終わりごろから花茎を伸ばし、9~11月に散形花序を付け、紅紫色の小さな花をたくさん咲かせます。雄蕊は花被片より突出するのが特徴です。ノビルと同属ですが、花は珠芽(ムカゴ)に変わることはありません。
地下に根茎はありませんが、狭卵形の鱗茎があります。
歩き慣れた林の中を歩いていたら、こんな花に出会いました。何度も通っている所なのに、この花に出会ったのは初めてです。夏の終わりごろから花茎を伸ばすということですが、それにもまったく気付くことができませんでした。
でも、花の少ないこの季節に、このような綺麗な花に出会えることができて嬉しかったです。
ノビルの花
11月中旬 横浜市内にて