不思議な映画だったなぁ。
私が経験することのなかった甘酸っぱい青春をまぶしい思いで見つつ、不思議な玉を投げるたびに、自分の望むパラレルワールドに行けはするものの、どっかがいつも変で、また玉を投げる羽目に陥るのであった。そのたびになずなと典道(のりみち)の仲は進展するが、なぜかなずながどんどんオトナになり、典道をリードしていく。
随所に流れる「瑠璃色の地球」。もっといい声で歌ってくれればいいのに・・と思いつつ、この曲はなかなか名曲なんだなという思いも去来する。またコロナ禍の今年はリアルな花火なんて楽しめない中、映画の中で結構満喫した。アニメなのにとっても幻想的な水の描写も素敵だった。
そして不思議なエンディング。いろんな解釈ができる。最初私は直感的にものすごく不吉なことを考えてしまったのであるが、よく考えるとそれはない。では昔のNHKの「タイムトラベラー」のように時空というかパラレルワールドの中に迷ってしまったのかというと、そうでもなさそうだ。
ああ、貧弱な私のイマジネーションよ。サイト検索してみると、もっと前向きな解釈があった。でも中学生でしょう・・・? できることに限界があるのではないか?
ということで、エンディングの解釈がよくわかんないのだが、自分のイマジネーションを豊かにするよい機会と思って、妄想に耽ってみるか。
ちなみに打ち上げ花火は球体なのでどの方向から見ても〇である。そんな簡単なことも、この映画を見てるとちょっとわかんなくなったり・・。