期待してなかったんだが、1作目よりも良かったように感じる。
その理由は、山﨑賢人君がよりはっきりした主役として押し上げられ、彼のアクションが非常に良かったからだ。1作目は栄一・・じゃなくて吉沢亮君とのダブル主役になっていて、正直始皇帝をここまで美化して良いのかとか、どうみても栄一に見える・・しかも二人も栄一が・・とか余計な思考がよぎってしまって楽しめなかったのだ。
今年は某日曜ドラマのCG多用の騎馬シーンを見せつけられたせいか、本作の騎馬シーン&合戦シーン・・CGはどこかに使っているだろうが、完成度の高さに見応えがあった。
それに第一作でもっと観たかった大沢たかお氏の不思議な大将軍っぷりを堪能できて良かった。やっぱりちゃんと作品に合わせて変身できる人って素晴らしい。そういう意味では壁=満島真之介は今回もよく化けていて、大したもんだと思った。
今回のヒロイン羌瘣は凄腕の刺客という前提だが、その切り方では深手を負わせられないだろうと思いつつ、カメラワークなのか切られる方が上手なのかCGなのかわからぬが、ちょっと剣を動かしただけでバタバタと敵が斃れて行くのを見てハラハラした。強いのになぜ呼吸が弱いのか・・そこらへんの秘密もよくわからなかったな。果たして彼女は姉としたう人物の仇を取れるんでしょうか? 次回の楽しみ?
ということで、こういう構成なら、何作かシリーズとして続けていけるんじゃないかと納得した。