ランドセルに使われている宇宙技術とは

（【読書録】そーなんだ！社会編４３）

本巻で特に面白かったのは、知らないうちに使われている宇宙技術の話。カーナビなどのＧＰＳなら誰でも宇宙技術だと思うだろうが、まさかエアバッグも宇宙技術とはね。エアバッグを一瞬で膨らます技術に、ロケットから人工衛星を切り離す時の技術が応用されてるんだって。

最近のランドセルにも宇宙技術が応用されてるそうな。そういえば宇宙飛行士ってランドセルみたいのしょってるよね。ランドセルしょって空を飛ぶとか、宇宙遊泳とか～出来たらいいけど、残念ながらそこまでは行っておらず、肩ベルトと背当ての部分にＮＡＳＡが開発した衝撃吸収素材が使われているものがあるとか。

ランドセルっていうのは不思議な鞄だよね。最近の小学生はよく分からないが、私自身の記憶では、高学年の時はもうランドセルを使ってなかったと思う。たった４～５年しか使わないものに、宇宙技術が使われているといってもねぇ。何故小学生専用なのに小学生が必ず使うリコーダーや30センチ定規が入らない大きさなんだ・・・ま、カバーの脇からちょっと頭を出してるのが、笛を吹けるようになったステータスと言えないこともないんだが。

大人が仕えるようなランドセルがあってもいいと思うけどね。そもそも日本にランドセルが導入されたのは軍隊用だったんでしょ。まあ、私も週末バイオリンを持って自転車に乗る時は、ランドセルのように両肩にかけてしょってるけどね。

宇宙技術といえば、最近地球に帰還された宇宙飛行士の若田幸一さんの「におわない下着の実験にも成功した」という記事にはウケたなあ。同じ下着を２ヶ月超着用し続けたそうだが、誰も気づかなかったとか。う～ん、これって十分地上で出来る実験なのでは・・・と一瞬思ったのだが、今までは宇宙飛行士の下着は３日に一回のペースで交換し、使った下着は廃棄物コンテナ行き（結果的に焼却）だったらしいことを考えると画期的なのだろうなあ。下着どころか洋服を全部その素材にしてしまえば、宇宙へ行く時はもちろん、地上のどこぞへ旅行へ行く時も荷物少なくていいよね～などと、横着なことを考える私であった。