うっとうしい梅雨のような空模様の中、母を入院先から大学病院の
定期診察へ連れて行って来ました。
現在入院中の状況については、ほかに手段が見つからなかったもので、
先週、直接、主治医へ手紙として持参し、診察日ではないけれど
看護師に渡してもらうように依頼しておきました。
連絡がついていたおかげで、これまでの体調の経過、また、入院先の
患者サイドに寄り添うことのない医師、診療情報提供を求める姿勢の
ないことなどをしっかり把握して下さった上での診察になりました。
先月末、処方を入院先内科医に変えてからの数日は、本当にむくみも
尋常ではなく、息切れ(喘息のように)、風邪も引いていて、
いつ、心不全を起こすか、いつ、肺炎を起こすかもしれない不安を
抱えての日々。
現在は、大学病院処方に戻して、心臓は安定してきたことも一目みた
だけで分かるほどにむくみはなくなり、主治医の所見も、安定している
との言葉で、本人共々安心しました。
医療不信、病院不信になってしまう状況に置かれたことについても、
主治医はできるだけ入院先側を非難するでもなく、自身のこれまでの
患者さんとの信頼関係の築き方を話してくれながら、100%上手く
行かなかったことも話題に。終始、穏やかな口調で、母の話も傾聴してくれて。
ただ、駆け込みで診察を受けざるを得なかった患者の治療にあたって、
医師は、重篤な持病を持っている患者に対しては、それまでの
患者の診療データを、主治医に提供を求めた上で、治療していく
のが、当然のことともおっしゃっていました。
私も、そこなんです。何故、申し出をしても、その点をしようとしないのかは、
病院のシステムだと思う他なく、患者・家族の申し出は、結局は、一方通行で
終わってしまうことが、不安を増大させていると思います。
システムとして対応をしないのであれば、今後は、大学病院との
連携(診療情報提供)の出来る病院を、行く行くは探しておかなければ、
また、この先、他の病気で急遽、近くの病院へかからざる得ないことは
これから、もっと起るだろうと思うので。
30分近く診察室で、話をさせてもらって、心底、患者サイドに立った
対応をしてくれた主治医には、本当に感謝の気持ちでした。
「個人的に連休中にでも、病院へ顔を見に行こうかと思ったのですよ。」
とおっしゃってくれた主治医。その気持ちだけで、思いは伝わりました。
現状では、腰痛の治療・リハビリに頑張るほかないです。
母も、これほどまでに患者サイドに立ってくれた主治医に会えて、
心底、安心を得られたようです。
3時間ほどのわずか間だけど、一時帰宅も叶い、久々にゲンとも対面。
何だか、母の動きの悪さを察知したのか?、普段より遠慮がちのゲンでした。
ビオラ美容師(笑)のカットで、幾分はすっきり出来た様子。
夕食は、家でと計画していたので、簡単だけど、久々に家族で食卓を
囲むことも出来ました。やっぱり、我が家ほどいいものはないですね。
帰院時間の夕方には、今は同室の皆さんが待つ部屋へ無事に送り届けました。
長いようで、あっという間のバタバタした1日。
天気と風邪気味の影響もあったし、さすがに疲れ果てて、その後は
泥のように眠りにつきました。
どこから、これほどのパワーが出てきたのか?自分でも、不思議。