私が釈迦に説法すれば、

王家の王子である釈迦が領民の貧困差別を目の前に見て、その貧困差別をなくすることが出来たでしょうか、
もしも釈迦が王家の私財を投げ出して救済すれば領民の貧困差別が無くなるでしょうか、
それどころか、私財を投げ出して弱体化した王家を邪な輩に乗っ取られて王族や領民が奴隷になるかもしれません。

ちなみに（天草四朗が如くに）民人を寄せ集めて決起すれば貧困差別が無くなったでしょうか、
また修行した釈迦が説く説法戒律を聞いた民人から貧困差別が無くなったでしょうか、

然るに涅槃仏となった釈迦一人が天界（高次元）に上っただけで終わったのではないのでしょうか、

となると修行して仏法戒律を悟り実践した本人・釈迦の魂が高次元に向かい入れられただけで、その伝説物語りは終わったことになります。

然るにその後のことは現在が示し語っています。

然るに釈迦の意識が原因のその結果からして成るようになっただけで、
釈迦の説法戒律を聞いた民人から貧困差別が無くなったわけではありません。
然るに（己一人では）この世人間界を（貧困差別を）どうすることも出来ないのが現実事実なのです。

だから（釈迦のように）己が思うままの自由と自力と自信の精神力でもって独自独歩で意識を修正改革していく実践しか他に道は無いのです。

だから、言うだけ、聞くだけ、思うだけ、願うだけ、頼るだけでは「どうしようも」「どうすることも」出来ないのです。