ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

コミック悲喜交々

2020年04月14日 | 漫画・アニメ・特撮
本題の前に、ナリタタイシンに菊。30歳の大往生。
皐月賞ウイークに93年皐月賞馬の悲報とは
・・・むろん何のサインかをいろいろ考察中。

さて悲報と言えば、新型コロナが思わぬ悲報をもたらした。

「キン肉マン」20日から1カ月以上の休載

作画アシスタントやその家族の健康を考えての措置。
残念だが、ここで文句を垂れるのは真の肉好きにあらず。
連載再開時に誰がハンモックを吊して寝ているかを予想して楽しむ
これこそが真の肉好きの心意気と考える。
それにしても、休載前の最新話。スグルってベートーベンは好きなのに、モーツァルトには興味ないのね

しかし一方で、去る8日には「BEASTARS」最新18巻をはじめ、
多くのコミック新刊が発売に。中でもワタシが待ち焦がれていたのが

パリピ孔明(作・四葉タト/絵・小川亮)

五丈原で最期を迎えたはずの孔明が現代の渋谷に転生し、
無名の女性シンガーのマネジャーとして神算鬼謀を駆使する。

「三国志もの」「異世界転生もの」と手垢つきまくりの両ジャンル
まだこんな切り口が残っていたか、と感心した怪作である。

ワタシがこの怪作を読み進めようと決めたのは、第2話のシーン。
転生後も無職の孔明が渋谷のラウンジ・オーナーと面接する。
その場でオーナーが発した問いに心奪われた。

(おまえが孔明ならば)「なぜ馬謖を街亭の守りに就かせた?」

これねえ・・・孔明がホントに転生したならば、
三国志オタが絶対にぶつけたい質問だわwww

この問いに対する孔明の答えは未読の方々のために伏せる。
思えば、三国志の英傑には「絶対音感の持ち主」周瑜や
「楽府を漢詩に昇華させた建安ポエマー」曹操といった
音楽センスに秀でた人間がけっこういる。
孔明も隠棲中に自作の俗謡を農民たちに流行らせていたし・・・
「空城の計」で琴を弾く孔明がそのままワンマンライブに走るのは、
「SWEET三国志」をはじめ三国志ギャグの定番でもある。
本作でも孔明自らの演奏シーンをいつか見たいところだが、はたして。