ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

7・1両国余波

2012年07月04日 | プロレス・格闘技

このカテへのエントリーは、だいたいプオタ以外は置いてけぼりの内容になるが、

今回はいつも以上に置いてけぼりのヨタ話である。そのようにお断りしておく。

いくつかのプオタ系ブログで、1日の両国大会を評した馳の日記が物議を醸している

<直リンは避けるが、公式サイトの「はせ日記」の7月1日付

秋山×ケアの三冠戦を絶賛し、棚橋×真壁のIWGP戦を酷評している

一読して、まず驚いた。

ワタシも正直、棚橋×真壁の一戦には物足りなさ・勿体なさを感じた。

6・17大阪大会の挑戦表明から対戦まで、わずか2週間。

「IWGPをかけた初対決」を無理やり両国に間に合わせた感があった。

せめて1カ月の間があれば、メディア上の舌戦や前哨戦を経て、

大一番の雰囲気をもっと盛り上げることができたのにと残念に思う。

また、キングコング・ニーやハイフライ・フローといった決め技の仕掛けがともに早く、

ややバタバタした印象があったことも否めないと思う。

しかし、だからと言って、ここまで馳にボロクソに言われるダメ試合で、

過去のIWGP戦に恥じる内容だったとは、到底思えない。

例えば、棚橋のヒザ攻めや真壁の首攻めは、6・17の試合を下敷きに

みのるやオカダの「毒の残り香」も感じさせる、理にかなった攻めだった。

・・・まさか、名門・専修大レスリング部出身で84年ロス五輪代表にもなった馳には、

学生プロレス出身の2人に偏見でもあるのか?<棚橋が立命館大・真壁が帝京大

そんな疑問を感じながら、馳の文章を再読すると、他にも疑問点が浮かんだ。

  1. 棚橋・真壁のみならず、新日本の選手育成を批判していないか?
  2. 他の語るべき問題を語っていないんじゃないか?
  3. 元国語教師で古典文学にも造詣が深いのに、表現がえらく不穏当ではないか?

そして、この3点を考えているうち、ワタシのアタマにひとつの妄想が浮かんだ。

もしかしたら、馳はこの文章をきっかけに、リング復帰を画策しているんじゃないか?

まず1について。棚橋・真壁にプロレスを教えた現場・道場の責任者を揶揄した一文がある。

具体的には、馳が新日本強制引退→全日本移籍となった96年以降の責任者だろう。

それは、馳とは因縁深い長州や健介じゃないか?<特に真壁は長州の付き人だった

2について。かつて「ギブアップまで待てない!」で山田邦子を怒鳴り付け、

日テレ福澤朗の「プロレスニュ~ス」にかみつき、

「素人にナメられたら、プロレスラーはオシマイ」という姿勢を貫いていた馳が

野上アナの一件にふれていないのはなぜか?

それに言及すると、テレ朝や武藤への批判になるから?

ならば、棚橋・真壁への酷評は「かみつきやすい目下にかみついた」のか?

かみつくのなら、しっかりかみついてこいよコラ

3について。馳の文章は新日本を「業界のリーダー」と持ち上げながら、

そこの看板選手2人に泥を塗るという矛盾した内容になっている。

この文章を読んで、いい気分になる新日本のレスラー・関係者はおるまい。

批判するにせよ、馳の表現力ならば、もっと穏やかな文章を記せたはずだ。

新日本が全日本への態度を硬化させる心配も生じるだろうに、

プロレス業界を熟知している馳が、なぜこんな穏当さを欠く文章をUPしたのか?

以上挙げた疑問点は

「この文章がリング復帰の伏線で、関係各位を挑発しないと無意味だから」

そのように考えれば、納得できるのだが・・・

まあ、ただの妄想である。酷評された棚橋や真壁、新日本の関係者らが何の反応も

示さなければ、プオタのヨタ話で終わる。そもそも、政局が混迷を極めている現在、

政治家として多忙でありながら、リング復帰をたくらんでいるとすれば、かなり問題がある。

・・・しかし一方、プロレスとは常に「ネバー・セイ・ネバー」の世界である。

だから妄想が止まらず、眠れぬ夜を過ごすハメに陥るのだ。 気が付けば午前6時すぎって