ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

真夏の夜の夢

2019年08月19日 | コンサドーレ
シェイクスピアでも野口五郎でもユーミンでもなく、
このフレーズに今後は2019年の清水戦を思い浮かべるだろう。



結婚発表後も変わらぬ昇太師匠の呪力おそるべし。

旅行けば 駿河のクラブ 血祭りに 圧勝見せても ハッテン途上

5点目までは大喜びしたが、ジェイがハットで6点目を挙げた時は
「大量点と引き換えに何か災いが起きるんじゃね?」と寒気をおぼえた。
麻雀に例えると、九蓮宝燈をアガった感覚 アガったことはないが。

既報だが、1戦8得点は旧JFL・J2を含めてもリーグ戦クラブ史上最多。
J1全体でも、98年のC大阪対磐田(1対9)に次ぐ2位タイ。8点差は1位タイ。
記録にも記憶にも刻まれる圧勝劇になった。
古株のサポが持つ98年開幕戦(1対4)や01年の対戦(2対5)の
トラウマは完全に昔話になった、と言い切る。

この圧勝劇は、エウシーニョ欠場&立田右SBという
清水の選手起用から始まったと考える。
おかげで札幌は試合勘に不安がある「エウシーニョ対策」中野ではなく
左WB菅という慣れた布陣で臨めた。
フル出場の天皇杯から中2日の急造右SBにとって、
手強い1トップのジェイと同じ五輪代表世代の菅を
ともにケアするタスクはちょっと荷が重かった。チャナの先制点は
  • 西部:はじき切れず
  • 二見:不運にも股下へ
  • 立田:ふしぎなおどりをおどった(実はハンド)
という感じで、結果として清水の壁三枚をブチ抜いたが、
通常の立田であれば、間一髪でクリアしていたかも。
ジェイの2点目も、立田の中央に絞ってからの菅への寄せが
中途半端で、やすやすとクロスを許している。
それにしても、このジェイのヘッドは高さといい、クロスの軌道といい、
17年にJ1残留を決めた一戦の先制点が重なった。
なお、清水サポをあおったジェイのパフォーマンスは、
隠し切れぬサックスブルーの血の発露とみなして、不問に処す。

だが、前半終了の時点では正直、2点先取よりも失点ゼロに、
2対1の「危険なスコア」にならなかったことにほっとしていた。
この時点では、双方のサポは「次の1点をどちらが取るかが大事だ」と
考えていたと思う。

その観点からは、後半早々の福森CKからの進藤の3点目は、
とてもありがたかった。自己最高のシーズン5点目おめでとう。
こうなると、清水は「せめて1点」と前がかりに、
というか「すてみ」にならざるを得ない。
そして、そんな苦境に陥ったチームが大量失点しがちな「あるある」を
我々は12年の鹿島戦昨年の川崎戦で身をもって味わっている。
ゆえに「そういうことが起きるのがサッカー。痛い敗戦から学ぶべきだ」
というミシャの言葉に深く同意する。

とはいえ、オリジナル10の清水からの大量8得点はやはり感慨深い。
武蔵のミドルも福森のFKも眼福のゴラッソだった。
武蔵の左足ミドルの弾道には、シンジの札幌初ゴールが重なった。
その左足をなぜ先の浦和戦のあの場面で【以下自粛】
もしかしたらアタマの打ちどころが良くて、余計な力みが消えたのかな<こら
福森の「クシの歯」FKは、ルール改正で見られなくなるかもと思っていたので、
こんなやり方もあるのかと感心した。横浜M戦のFKがメッシ級ならば、
今回のFKはリベリーノ級・・・とは少しほめ過ぎだろうか。
得点後の内藤&BUSHIポーズもプオタの琴線にビンビン響いたよ。
このパフォーマンスが本人たちに届くことを願っている。
途中出場の中野や岩崎が、ジェイのハットやチャナのドッピエッタに
絡んだことも、戦力の底上げの現れと受け止めている。

ただ、大量点の次の試合で音なし、とはサッカーに限らない
「スポーツあるある」 ミシャのコメントを持ち出すまでもなく、
選手たちは油断なく次のFC東京戦に備えてほしい。
ワタシと2号はもう少しおだちます。子供盆踊りのメロディーとともに
<ゴール裏に流したのは誰だよwww

  • ホークス
首位攻防3連戦の第2戦は、5対4で西武との競り合いを制した。
デスパイネ代役のコラスがNPB初打席初球本塁打の離れ業。
それを迎えるベンチのサイレント・トリートメントもお見事www
後輩の快挙への祝砲に、グラシアルも22号ソロ。
先発ミランダも3連打を浴びて試合を盛り上げた<おい
そして、中京学院大中京高卒のキューバ人であるアトゥーオ
甲子園で逆転勝ちを続ける母校に刺激を受けたか、
7回に殊勲の同点二塁打。明石も続いて勝ち越しに成功した。
この同点・逆転に持ち込む流れをマウンド上からもたらした
甲斐野&純平の6者連続三振にも拍手を贈る。
  • 夏の甲子園
あす20日の準決勝は、履正社対明石商 中京学院大中京対星稜
4校すべて優勝は未経験。そして東北・関東の代表校が姿を消した。
第1試合は阪神対決に、第2試合は「信長対加賀一向宗」の顔合わせに。
光星は8回の暴投に泣いて、明石商に6対7の競り負け。
作新学院は中京学院大中京の8回の満塁弾に沈んだ。
仙台育英は奥川温存の星稜に22安打17得点を献上する大敗。
関東一は初回の3点先取を生かせなかった。履正社に3点差は安全圏じゃないからなあ
  • JRA
札幌記念はブラストワンピースが復活の重賞4勝目。
キンカメまたはディープの血をひく馬が1~3着を占めたが、
軸馬が4着止まり&「馬券に絡まない」と斬った昨年の勝ち馬が2着と
ワタシの予想は「大量点と引き換えの災い」に終わったorz