ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

10年ひと昔

2018年04月16日 | コンサドーレ

「J1のアウエー柏戦で逆転勝ち」は快挙だが、実は札幌史上初めてではない

<08年3月にみうみう札幌がノブリン柏に2対1の逆転勝ち。鹿島の22番が決勝点

とはいえ、10年前の話である。ワタシと2号も過去2回、アウエー柏戦に赴いたが、

  • 10年J2:1対5の惨敗のうえ、雨中の観戦がたたってデジカメ故障
  • 17年J1:1対2の惜敗・・・とは呼べぬ一方的な展開でリーグ戦6連敗

とロクな記憶がない。ゆえに、試合終了時に出た言葉は、夫婦ともに「信じられない」

劣勢も アシスト2本 小気味よし たくみに同点 エースで逆転

「まいりました」とレイくんも深々と一礼

というのはウソ。試合前に「勝った時に使える」とたくらんで撮ったヒトコマ

「信じられない」という言葉には、「前半の展開を考えると」という意味を含む。

それほど柏の高いラインと前線のプレス、札幌守備陣の裏を突く縦パスと

伊東や中川らのとび出しには手を焼いた。ビルドアップを考える余裕もないほどに。

深井も宮澤も欠く札幌は、兵藤と荒野のWボランチで臨んだが、

どうも宮澤が兵藤に「無邪気を操るリモコン」を渡し忘れたらしく、

この日の荒野は危ないボールロストが目立った。

前半は「圧倒された昨季の再現をゴール裏が覚悟する展開」だったと言える。

しかし一方、前半の失点からわずか4分後の宮吉の同点ヘッドには、

「でも昨季とは違うかも」という期待を少なからず抱いたことも間違いない。

リーグ戦初スタメンの宮吉だったが、良い仕事をしてくれた。

後半早々の駒井のクロスを受けたボレーが決まっていたら、「京都ホットライン復活」だったが

その宮吉のゴールをアシストした三好が、都倉の勝ち越しヘッドもお膳立て。

クロスの質もさることながら、柏のPA内でよく粘った。

おかげで逆サイドにいた都倉がゴール前に切れ込む時間が生まれたと考える。

思うに、昨季の対戦では「耐える力」を終盤まで見せた札幌が、

今季の対戦では柏のガス欠に救われた面もあるとはいえ、

「耐えて反撃する力」を終盤まで見せた、と言えるのではないか。

試合前の「柏熱地帯」 見事な巨大ダンマクだが、

敗退が決まったACLのアウエー天津戦(18日)で掲げるのは少し気の毒。

試合後はこの「柏熱地帯」から大ブーイングがとんだが、

このブーイングは「サッポロごときに」というよりも

「また同じ失敗を繰り返したな」という非難の意味合いが強いと思う。

現在の柏は後半40分前後からの失点がとにかく目立つ

ACLではグループリーグ5戦のうち、実に3戦でこの時間帯に失点し、

リーグ戦でも2対0からガンバに勝ち点1を献上した。

過密日程が続くGWまでは苦しむかもしれない。

  • おまけ

柏駅への帰り道「レイソルロード」にあるASA柏中央店が配布していた号外。

過去2回の日立台参りでは、号外を受け取る柏サポを横目に素通りしてきたが、

やっと笑顔で受け取る時がやってきた。

なお、先述の高島屋柏店「大北海道展」は、ワタシたち夫婦を含めて

「掟破りの逆・蝗活」に走った札幌サポがけっこういた模様www

また長くなったので、週末のスポーツ・イベントは明日にでも