カシマスタジアムを訪れたのは、01年J1の対戦以来11年ぶり。
快晴・無風のサッカー日和に恵まれ、名物のもつ煮も美味しかったが、
試合結果のみが極めて残念な結果に終わったのは周知の通り。
さすがに、20日エントリーの狂歌を詠む作業は、かなり難儀した。
しかしその後、今回の一戦は実は、得点者を並べるだけで歌を詠めることに気づいた。
岩政に 大迫・山村 コーロキも 本山・ジュニーニョ 終わりはエンド
オチまで付くあたりが、さらに悔しさを倍増させるorz
ただ、悔しいことは悔しいが、前例のない悔しさかと言えば、それは違う。
点差こそ今回よりマシだったが、もっと悔しさを覚えた敗戦は過去にいくらでもあった。
上手く言えないが、「良い刀に斬られた傷は治りが早い」という印象。
鹿嶋は剣豪・塚原卜伝ゆかりの地でもある
FC東京戦に続いて、相手のファースト・シュートによる失点を許したことや、
前半15分までの早い時間帯に、2点ビハインドを背負ったことは反省を要する。
だが、以後の失点は、攻めに出るしかなくなり、「ハイリスク・ハイリターン」の
特攻サッカーを繰り返して、ノーリターンで壮絶に散ったまでのことだ。
ドラクエで言えば、「すてみ」&「たいあたり」を繰り返したが、
すべて「ミス!あいてにダメージをあたえられない」で終わってHPが尽きた感じ
曽ケ端もナビスコ杯の汚名を返上すべく、鬼神のような大当たりだったし
逆に、もし失点を重ねることを恐れて、腰が引けた試合運びに終始していたら、
「0対2」のよくある敗戦だったとしても、怒りはむしろ強かったと考える。
・・・ただ、上記の反省2点だが、ワタシのような凡夫には
- 1失点目→セットプレー崩れじゃないのに、なぜCBがゴール前に?
- 2失点目→大迫ハンパないって
と振り返ることしかできない。岩政の嗅覚と大迫の身のこなしには脱帽だった。
まあ、不慣れな3バックとはいえ、ノースの不出来ぶりは豪代表の今後も含めて心配になったが
ところで、今回の一戦のゴール裏。
ネット上では、大敗にも屈せず、声を出し続けた我々に対して、ねぎらいの声が多い。
それはありがたいが、正直、クラブの現状を反映して、ゴール裏の雰囲気はあまり良くない。
応援でろくに声を出さず、失点時にのみ罵声を張り上げるキ●ガイが増殖してきた
ホームでも増えているのだろうが、アウエーの場合、全体数が少ないため、余計に目立つ。
大きなトラブルにはならなかったが、言い争いも起きていたし。
その点で、今回もお世話になった関東後援会バスツアーの参加者には救われた。
帰路の高速道で偶然、札幌の選手バスとすれ違った際に、
車窓越しに拳を突き上げて「おーれたちのーまちーのほーこりー」の大合唱
車内の選手やスタッフ(矢萩社長含む)も気づいた様子で、荒野の目が点になっていたw
我々のパッションが伝わっていたら幸い。決して煽っていたのではないからね。
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おまけ
そのバスツアーはこれまでと同じく、新宿駅西口が発着場所だった。
しかし、出発時のバス周辺には、なぜか鹿サポの姿が目立った。
実は我々が乗る緑バスのすぐ後ろに鹿サポの白いツアーバス
バスツアーには何回か参加したが、このような「呉越同舟」は初めてだった。
カシマスタジアム近くのジーコ像の周りには、過去の貢献者の足型が並ぶ。
札幌絡みでは、上の池内のほか、洋平や栗田といった選手の足型があった。
なお、ブラジル人の元監督や元FWの足型もあったが、あえて言及は避ける。