ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

タカの戦いを評する

2012年05月15日 | ホークス

4号の左足だが、ここまで順調な回復を見せており、すでにギプスを外した。

体育の授業はまだ見学だが、本日の遠足はOKに。バス遠足でよかったね。

一方で、キャプテンが13日に右足を捻挫したホークス。

あす開幕の交流戦を前に、パリーグ6球団が約1/4の試合を消化した節目で

今季の戦いぶりを振り返る。まずは13日時点のQS達成率から。

  1. ロッテ 27/34(794)
  2. 日本ハム 27/37(729)
  3. ソフトバンク 25/38(657)
  4. 楽天 20/35(571)
  5. 西武 20/32(625)
  6. オリックス 21/36(583)

ホークスは順位もQS達成率もリーグ3位。ちなみに、チーム防御率も現在3位である。

得点・失点ともに126というプラマイゼロぶりを考えても、この順位は妥当か。

  • 投手陣

QS達成率が「0.657=ほぼ2/3」 この数字が、先発陣の現状を象徴している。

つまり、表ローテに攝津・岩嵜の右2枚、裏ローテに山田・大隣の左2枚を擁するが、

ともに「3枚目」を欠く。渚はまだ全幅の信頼が置けず、帆足は浮上の気配を見せず、

千賀は時期尚早、巽は論外、ペニーなんぞ思い出してたまるか! という有り様である。

このままでは、藤岡あたりを試し始めるダメなシーズンの恒例行事をやらかしそうで不安。

交流戦は幸い、2連戦が続くので、先発4人でも何とかローテを回せるだろう。

つーか正直、先発候補をお試しする余裕は、現在のホークスにはあるまい。

「3枚目探し」は、ほかの5球団の調子にもよるが、交流戦終了後にお願いしたい。

  • 野手陣

右足の具合が気がかりだが、小久保が2千本安打まで残り6本。

もしかしたら思い出の地・東京ドームで達成か、という雰囲気が出てきた。

達成後は少しお休みさせて、福田あたりに出番を回しても良いように思う。

お休みと言えば、選手会長・本多の欠場が長引いているが、

「1番・二塁に明石、2番・遊撃に今宮」という現状は、そんなに悪くないと考える。

特に今宮は、経験を積めば積むほど、攻守ともに伸びそうな気配を感じさせる。

長いシーズン、いずれポンちゃんの力が必要になる時がきっと来るはずだが、

今は下からの突き上げを見せつけて、その危機感を煽る時期かもしれない。

  • 総論

あれこれ難くせを付けたが、戦力の大量離脱が騒がれ、

不安を抱えていた開幕前を思えば、よく戦っていると評価できる。

しかし、なお注文を付けざるをえないのは、首位ロッテとの相性の悪さである。

現在9戦1勝7敗1分け。つまり、7月以降の3連戦×5カードをすべて勝ち越し、

白星10個を上積みしても、シーズンの勝ち越しには届かない。

しかも、これら3連戦のうち、4カードは週末開催のため、

苦手の「成瀬・唐川」で始まる表ローテをぶつけられる可能性が高い。

さらに、現在6勝2敗とロッテをカモにしている2位ハムは、ホークスと対照的に、

7月以降の3連戦×5カードのうち、4カードがミッドウイークの裏ローテになる。

この3球団の「三すくみ」は先述したが、このままでは、リーグ戦の再開後も、

ハム相手に作った貯金を右から左へロッテに渡す悪夢が続くことになる。

ロッテ対策を急務と位置付けて、交流戦の期間はスコアラー陣のフル回転を期待する。