


一瞬・・・時が止まり、また動き出す 

「ドシュ~~~ッ 
」


狩理「ガァ・・・・・ッ
」

最臥「
」

透明「・・・・・・。」
狩理の身体が半分消し飛ぶ

最臥「お、お前、私の術式を
」


透明「・・・術式破壊 ・・・。」
透明の手には、狩理を呼び出すための媒体に
使われた核石が・・・それを握り込み最臥の
使われた核石が・・・それを握り込み最臥の
懐に一瞬で入る

最臥「化け物
」


透明「逝け ・・・。」
最臥の身体が宙を舞う

最臥「ガハッ
」


地面に叩きつけられたその体は、仰け反っている・・・。
透明「・・・・・・。」
最臥「くくくっ
・・・いいぞ


そのまま、恨みをはらせ・・・ゴフッ

お前の式神
お前の師匠の仇を討つがいい
」


最臥に馬乗りになって、とどめを刺そうとする透明・・・

その手は、最臥の首に向かって振り下ろされる

最臥「
・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・
」

首の皮一枚のところで、手が止まっている

最臥「な、何故だ
何故、やらん
」


透明「・・・・大切な約束・・・・。」
最臥「
」

透明「ぐすっ
・・・約束したんだ・・・ぐすっ・・・


師匠と・・・揚羽と・・・六羽と・・・・。」
最臥「何を言っている
」


透明「闇には・・・落ちないと
」

最臥「
」

最臥の身体を、社に向かって放り投げる

頭を抱えるように、うずくまる透明・・・。
最臥は、それを理解できないのか
呆然と見ている・・・。

しばらくして、私が声を発する

透明「最臥
」

私は、手に持っていた核石を最臥に投げ返す

最臥「これは・・・
」

透明「狩理の媒体だろ
・・・それがあれば、狩理は

復活できる・・・だが、揚羽や六羽は・・・くっ

守るって・・・約束したのに・・・・ぐくっ
」


最臥「何故だ
私の式神は、お前の式神を破壊したのだぞ


恨まんのか
」

透明「ああ・・・憎いよ
恨むよ 


でも、それ以上に・・・自分の弱さが憎いんだよ
」

最臥「
」

透明「約束してくれ

お前たちは、このまま見逃がしてやる・・・。
だから、狩理には、これ以上手を染めさせないでくれ
」

最臥「約束を守るとでも
」

透明「破れば、必ず私が行く・・・
もう一度、恐怖を植え付けてやる
」

最臥「ゾクッ
・・・わ、わかった・・・。」


本気の殺気に、最臥ものまざるおえないだろう・・・。
先生・・・黒揚羽・・・六羽・・・これでいいんだよね



涙が止まらない ・・・

続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

