御霊喰らい・６師匠「御霊喰らいっていうのは、
異形の化け物のこと
その発生源やどこの階層のモノかも
ハッキリとはされていない存在で、
普段から数体はこちらの世界にもいるもの
とされているのだが、数十年に一度
大量にこちらの世界に干渉してくる
ことがあるとされている
」透明「化け物・・・
」怜「ワクワク
」昴「怜
そのキラキラした目をやめろ
」師匠「はははっ
まあ、知識の一つとして覚えておいて欲しいのだが、
この御霊喰らいの目撃談は
昔からそこら中にあってな
色々な伝承にも記されているから
覚えておいて損はないだろう
」透明「先生は、それと会ったことあるんですか
」師匠「ああ
あるぞ」陣「やっぱり、やっつけたんですか
」師匠「いや
残念ながら撃退はできなかった」円「ええ～～～～っ
先生でも敵わなかったの～
」師匠「まあ、今は対処の仕方がわかるが、
その当時は、まったく知識がなかったからね
蹴っても、打っても、すり抜けてしまうというか
不思議な感触だったよ
」透明「姿は、どんな形なんですか
」師匠「形は色々らしい・・・鯉のような
魚の身体に手足が付いているものや
爬虫類を模したもの、中には植物を
模したものやミミズのようなものも
いるらしいぞ
」円「うげっ
気持ち悪い」怜「可愛い
」陣「えっ
か、かわいい
」昴「よく悪魔を描いた絵とかにも
そういう姿のものが存在しますよね
」師匠「まあ、昔から人外のモノは、悪魔と
一括りにされることが多いからなぁ～
これらは、日本のみならず外国でも
目撃情報が沢山あってな
西洋ではソウルイーターなんて呼ばれてもいる
」怜「カッコいい
」円「でた
中二病・・・。でもそれって、悪魔じゃないの
」師匠「そうだなぁ～
悪魔という括りをどこまで広げるかにもよるが
悪魔とは違う気がするな
」円「ということは、使役することとかはできないのかぁ～
まあ、そんな見た目のを使役しないけどね
」透明「さっき、気をつけろと言っていましたが
それって・・・
」師匠「会ったら、即逃げる
」昴「そ、そんなに危険なんですか
」師匠「まあ、対処法はあるのだけど、
できれば関わらない方が良いかもな
御霊喰らいは、彷徨っている霊体を
捕食するだけでなく、生きている生物
からも魂を捕食することができるんだ
」～・～・～・～・～・～・～・～・～・～
透明「ううっ
(師匠～
関わっちゃいましたよ～～)」続く・・・。
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