

透明「くっ

物凄いひび割れ音がこだまし、今にも
ビルが倒壊してしまうのではないか


という恐れすら感じさせる

透明「・・・・・と、止まった


音が鳴り止み、静けさが取り戻されると同時に
私の目の前には驚くべき世界が

透明「えっ

・・・こ、これって、どういうこと

私の目の前に広がっていた無数の呪が
全て霧散している

六羽「ご主人たま~~~っ

揚羽「ご主人


透明「あ、ああ・・・。」
揚羽「しかし・・・ご主人

何をなさったんですか


あれだけの呪詛を一瞬で・・・ま、まさか

お力を開放したんですか


透明「い、いや

モノを壊した子供のような
パニクッた返しをしてしまう・・・。
透明「本当に、何もしてないんだが

強いて言えば、一つだけ発動中の呪詛を
呪解しただけで・・・。」
揚羽「へっ一


六羽「あれ

透明「正直、あの呪術形態が形を保っていたことにも
ビックリだったけど、たった一つを
崩すだけで全てが瓦解してしまうほど
脆いものとは、想像もできなかったよ

はぁ~


でも、これでこのビルも正常に戻るし、
乗りかかった船とはいえ、仕事的にも
終了で良いんじゃないかな

揚羽「そうですね

六羽「・・・

透明「まあ念の為、もう一度あたりを調べて
帰るとしよう

揚羽「はい

六羽「ねえねえ、ご主人たまぁ~

透明「んっ


六羽「あれって


透明「んっ

私は、六羽の指差した場所をよく見る・・・。
透明「(んっ


揚羽「えっ


続く・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

