

それから数日後

私の元へ、立派な興しに乗った、
依頼者が到着する・・・。
依頼者が到着する・・・。
輿から降りたその女性は、私のいる社の前で
お付きの者と話しているようだった

女性「・・・何と穢らわしい場所よ

本当に、わらわは此処に入らねばならぬのか
」


お侍「はい
ここにおります、薬師でなければ、

祟りを祓うことができませぬゆえ・・・。」
女性「はぁ
・・・・致し方あるまい・・・。」

お侍様に説き伏せられ、仕方ない様子で
社の戸を開く・・・。
戸の外から現れたその女性は、綺羅びやかな
出で立ちをしており、ひと目見て、高貴な家系の方
出で立ちをしており、ひと目見て、高貴な家系の方
だとわかる・・・。
女性「わらわの形代は、お主か

・・・何と醜い ・・・。」
同じくらいの年齢の女性は、何か汚いモノをみるように
頭を下げている私を上から見下ろしていた

雪乃「ようこそいらっしゃいました・・・。
この度、姫様の形代を務めさせていただきます、
百薬師の雪乃にございます
」

姫様と呼ばれたことがお気に召したのか

少し機嫌をなおされたその女性は、病魔を克服した
ばかりの私に気遣う素振りを見せる
ばかりの私に気遣う素振りを見せる

女性「雪乃とやら、此度はよろしくのぉ~

上手く言った暁には、わらわから褒美をとらすぞ

見たところ、年もわらわとそう変わらんようだ

そうじゃ
美しき着物をやろう


少しは、見栄えも変わろう
」

はぁ~
・・・一番いらないものかも・・・


そう心の中でつぶやきながらも、天岱様を思い
感謝の言葉をのべる・・・。
感謝の言葉をのべる・・・。
この後、私は女性を仏様の前に座らせ、女性を蝕む祟りを
その身に宿す祈祷を始めるが、女性は病魔で皮膚がタダレた
醜い私に触れられたくないようで、私もかなり気を使う
その身に宿す祈祷を始めるが、女性は病魔で皮膚がタダレた
醜い私に触れられたくないようで、私もかなり気を使う

その上、病気がうつらないようにというお気持ちからか

距離をおく素振りも見せ、非常にやりにくい

そんな中、何とか祈祷を始める私は、女性の身体から
立ち上る祟りを見て驚愕する
立ち上る祟りを見て驚愕する

雪乃「オン・・・バザラ・・・

(なんて、禍々しいの
・・・これは、私でも・・・。)」

周りの人には聞こえない声が、私の耳に木霊する・・・。
「喰ろうてやろう・・・。 」
「呪うてやろう・・・・ 。」
「殺せ ・・・殺せ ・・・・。」
「末代まで許さんぞ・・・ 。」
口にも耳にもしたくない沢山の声が、心を凍らせてゆく

この時の私は、身近に死を感じていた・・・。
続く ・・・。







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