

透明「源内さん
今日はどうしたの
」


源内「はっはっはっ

相変わらず、ワシにタメ口なのは、
お前だけじゃよ
」

透明「そうなの
それじゃぁ~、ちゃんと敬語


使おうか
」

源内「いらんわい
今更、敬語を使われても

気持ち悪いだけじゃ
」

透明「そう
(どっちなんですか
)」



源内「今日はな
お前さんにちっと、頼みがあってな
」


透明「頼み
」

源内「そうじゃ
実はのう・・・ワシもそろそろ引退しようと
思っとるんじゃよ
」

思っとるんじゃよ

透明「えっ
」

源内「そう驚くな
お前もソロソロだとは、思っていたんじゃろ
」


透明「う~ん
・・・でも、源内さんなら、まだ現役でも

問題ないんじゃないの
」

源内「馬鹿だのぉ~
現役でいられる今だからこその引退じゃ
」


透明「
」

源内「ワシはな、今まで50年近く沢山の人を占って来たが、
自分の幸せには無頓着でな

本来なら、死ぬまで現役というのがカッコええんじゃろうが、
まだまだ、自由に動ける今だからこそ、引退して、
好きなことでもして生きてゆこうかと思ってな
」

透明「なるほど
」

そうか・・・引退か・・・。
源内「まあ、引き際・・・ってやつじゃよ
」

正直、迷ってしまった
・・・現役を続けるように

説得するのは、簡単だけど、源内さんの幸せを
考えると・・・。
透明「そっか
・・・寂しくなるけど、仕方ないよね


源内さんが自分で、答えを出しているなら、
良いんじゃないかな
」

源内「はっはっはっ
お前のことだから、そう言って

くれると思ってたんじゃ

そこで、頼みなんじゃが・・・。」
透明「げっ
この流れって
」


源内「相変わらず、感がいいのう~

そういうことじゃ
ワシのお客の面倒をよろしく頼む
」


透明「ムリムリムリムリムリムリムリムリ

」



源内「何が、無理じゃ

お前なら、大丈夫じゃろう

それに、お客を増やしてやるんじゃ

ありがたかろう
」

透明「これ以上、お客さん増えたら、私が死んでしまう~
」


源内「何言ってるんじゃ



若いんじゃから、しっかり働け
」

透明「無理~~~~っ
」


突然の申し出に、困惑中の透明先生・・・。
ちょっと、困ったぞ
ちょっと、困ったぞ

続く ・・・。







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