

1分・・・2分経ったか・・・

今のところ、黒蝶の君が動く素振りはないが、
たかだか1・2分がこんなにも長く感じるなんて

私は、あえて構えを解き、黒蝶の君との間合いを
意識しながら様子を伺っていた・・・。
「ピッ
」

透明「
・・・
」


一瞬だけ、頬に痛みが走る

透明「・・・・・血
」

いつ攻撃されたのか
何をされたのか


正直分からないまま、私は後ろに飛びのいていた

透明「(おいおい・・・何も見えなかったぞ
しかし、頬が弾けたのは事実・・・。
こいつは、本格的にマズイみたいだ・・・
)」

しかし、頬が弾けたのは事実・・・。
こいつは、本格的にマズイみたいだ・・・

黒蝶「にこり
」

黒蝶の君は、私の方を見てニコリと微笑む・・・

美しい顔立ちから生まれる微笑みがこれほど恐ろしく
感じることがあるなんて・・・
感じることがあるなんて・・・

私の頭の中では、最大級の警戒音が鳴っていた

黒蝶「はぁ~っ
おんし、来ないのかえ
妾は退屈なのじゃ・・・
」


妾は退屈なのじゃ・・・

透明「黒蝶の君
余裕ありすぎですよ


正直、私は攻める手が見当たらない
」

黒蝶「くすくす
素直なオノコは好きじゃぞ
しかし、弱いオノコは嫌いじゃ
」


しかし、弱いオノコは嫌いじゃ

そう言うと、手を前にかざす

透明「
」

あっという間に、後方へ吹き飛ばされる透明



後ろにあった電柱に激突する

透明「うっ・・・

(ちっ・・・肋骨2本持って行かれたか
)」

黒蝶「ふむっ
・・・人間は何故に脆いのじゃろうなぁ~
妾が自由であった頃の人間も、ほんに脆い存在であったが、
今も変わらずか
もとは、妾達、鬼を産み出した人間が鬼より弱き存在
というのは、少々解せんなぁ~
」


妾が自由であった頃の人間も、ほんに脆い存在であったが、
今も変わらずか

もとは、妾達、鬼を産み出した人間が鬼より弱き存在
というのは、少々解せんなぁ~

余裕な素振りで、考え込む黒蝶の君だったが、
そんな素振りでさえも、隙が見当たらない・・・。
透明「はぁ~っ
」

黒蝶「
」

透明「(仕方がない・・・ここで尽きてもいいんだけど、
流石に、あの世で先生に怒られそうだし・・・。
少しだけ、封印を解こうかな・・・。)」
流石に、あの世で先生に怒られそうだし・・・。
少しだけ、封印を解こうかな・・・。)」
黒蝶「・・・何じゃ
」

次回
透明VS黒蝶の君
決着です 



続く ・・・。







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