

しばらくして・・・

彩愛さんが出かける支度を調え現われる

透明「なるほど
黒装束ですね
」


古来より、神事は白 鬼事は黒と言われ、
神の御光をいただく際は、それを映す白い服

鬼の業光を浴びる際は、それを弾き返す黒い服

が用いられてきた・・・。
彩愛「透明様、本日は宜しくお願いいたします
」

透明「こちらこそ
それでは、参りましょうか
」


タイ「目指せ
○○山の聖域なり~っ
てな
」



透明「タ、タイさん 
」


タイ「なんだ
なんだ
早速、鬼が出たか

」







透明「いや
・・・そうじゃなくて・・・
」


タイ「じゃぁ~なんだ
」

透明「まさかとは思うけど・・・一緒に来るつもり
」


タイ「はぁ~
あったりめぇ~じゃねぇ~か
」


透明「だ、ダメだよ
この仕事、タイさんが考えている

よりも、かなり危険な仕事になるんだよ
」

タイ「そ、そうなのか
・・・いいや





今回は、師匠の頼みだ
男
泰蔵 



引くわけにはいかねぇ~ 
」


透明「醍醐さんの頼み
」

タイ「そうだ
この儀式に使う法具は、ちと使い方が

難しいんだ

本来なら、師匠が一緒に行くところなんだが、
師匠もあのご高齢だ

そこで、一番弟子の俺が彩愛ちゃんのアシストを
することになったって~ワケだ
」

アンタも十分、ご高齢でしょうが・・・

透明「その法具
私が使い方を覚えるから、タイさんは

家にいてよ
」


タイ「透明
心配すんな


俺だって、自分の身を守るくれぇ~できら~な
」


透明「い、いや
・・・そうじゃなくて・・・
」


泰蔵さん、興奮しすぎだよ・・・

しかし、困ったな
・・・一人ならまだしも、老人まで

守りながらとは・・・トホホ

私は、興奮気味の泰蔵さんと彩愛さんが後ろから
よく見える位置で付き従う・・・



儀式の行える聖域までは、ここから徒歩で約30分

近いようでかなり遠く感じる行脚がいよいよ始まろうと
していた・・・。
タイ「それじゃ~
しゅっぱ~~~~つ 
」



遠足ですか



トホ(徒歩)ホッ



続く ・・・。







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