



高沢さんは、真剣な面持ちで聞いている・・・。
透明「知佳ちゃんが、ダンサーを目指した理由

それは・・・。」
高沢「ゴクリッ
」

透明「適当です
」


高沢「は、はい
」


透明「もちろん、先輩のダンサーに憧れたのもありますが、
彼女にとって、ダンサーは切っ掛けにしか過ぎません

もちろん、目指す以上、頑張ろうと考えているようですが・・・。」
高沢「ど、どういうことですか 
」


透明「知佳ちゃんの本当の気持ちとしては、
高沢さんとまったく逆のことを望んでいるんです
」

高沢「
」

透明「簡単に言えば、学校を辞めて、海外に行こうと思っている
のも親元を離れるため

これを叶える理由としてプロのダンサーを目指すという
大義名分があるのだと思います
」

高沢「そ、そんな・・・。」
ちょっと、高沢さんにはキツかったかな

でも、事実を伝えなければ先に進めない・・・。
高沢「・・・知佳は、何故そこまでして・・・
家を出たいのですか
」


透明「多分・・・自由になりたいのだと・・・。」
高沢「自由・・・。」
透明「高沢さんは、人生の先輩として、当たり前に
娘さんの幸せを描いて、その道に進ませて
あげてきたのだと思います

しかし、知佳ちゃんにとっては、自分の意見や
想いをお母さんに伝えられなくなっていたのかも
しれませんね・・・。」
高沢「で、でも
」


透明「もちろん
高沢さんのお気持ちもわかります


親として知佳ちゃんに一番良い道を示してあげて
きたのですから
きたのですから

それでも、その気持ちは知佳ちゃんには届いて
いない・・・そして、高沢さんの気持ちも
知佳ちゃんには届いていない・・・。」
高沢「・・・・・。」
透明「知佳ちゃんにとっては、海外に行き生活することで、
自分の意思で生きて行けると考えているのだと
思います
思います

もちろん、それも若さからくる危ういものだとは
私も分かっていますが、ここで1つ、高沢さんに
想いだして欲しいのです
」

高沢「えっ
な、何をですか
」



透明「知佳ちゃんが高校受験をするときのことを
」

高沢「
」

知佳ちゃんと高沢さんの信頼関係・・・。
次回、高沢さん迷います・・・。
次回、高沢さん迷います・・・。
続く ・・・。







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