




永津「社長


そろそろ兄貴に今まであったこと
話してあげてくれませんか

桜田「

はぁ~

透明「

永津くんの覚悟をもった言葉で桜田さんの
酔いも飛んでしまったようだった。
それほどの何かがあったってことだよな


桜田「先生

12月には終わる予定のものだったんだよ

透明「えっ

桜田「去年の8月に着工してから、職人や現場監督
開発プロジェクトの面子が相次いで怪我や病気
事故・・・死ぬ者まで出てしまってな~

皆、この現場は呪われているって
開発から手を引いてきているんだよ

俺達はこんな連中の集まりだから、そんなことは
端から信じちゃいね~んだけど、ここまで続くと
さすがに考えさせられることもある

今まで神主や坊さん、先生みたいな祓い屋が
何人か来て色々とやってたようだが、いっこうに
効きゃ~しね~

それどころか、被害が増える一方なんだよ

俊樹が先生を連れてくるって言った時も、
そんなくだりがあったからよ~

またか


先生に悪態ついちまったってワケだ

すまんかったな

透明「そうだったんですか・・・。」
桜田「まあ、土地をいじる商売だ

今までだって、色々あったが今回は正直
別ものだ

さすがに、俺達もそろそろ潮時かとも
思ってる・・・。
先生にも何かあっちゃ~面目ね~から、
先生もこのまま帰った方がいい

永津「ええっ



桜田「俊樹

2月からだろう

その前の状況を見とらんから簡単に
考えているかもしれね~が、お前は
怪我をした連中に変わって入ったヘルプ
なんだよ

その前の連中の惨い状態を目の辺りに
してね~からそういうことが言えるんだ

現場の人間だけじゃね~

祓い屋も坊主も神主も皆、携わった人間が
怪我や病気になってるんだぜ

透明先生だって、下手をすれば・・・。」
透明「大丈夫ですよ

桜田「

永津「あ、兄貴


透明「私は大丈夫です

取り敢ず、やらせてみてくれませんか

桜田「し、しかし・・・。」
透明「もし私で出来なかったら、桜田さんの
言う通り撤退を考えてくれませんか


私の考えている通りなら、一筋縄では
いかないものだと想うので

さて、はじめるか

私は自分の予想を信じて原因を探しはじめる

続く・・・。
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