



なななっ

私の視た光景それは・・・。
諸田さんは、かなりのお金持ちの家に生まれ、
小学校の上級生になるまで、幸せを絵に描いた
ような生活をしていたようです

しかし、ある日を境に状況は一変します

ある夜、一人の不審者の来訪により
地獄とも呼べる一日が始まります・・・。
あまり詳しくは書けませんが

この日、この事件で諸田さんと諸田さんのお母様は
不審者に暴行を受け、その光景を目のあたりに
させられていた父親は、その重圧に耐えきれなくなり
蒸発・・・。犯人は捕まったが、家族の絆は帰ってくる
ことは無く、父親を失った母子は、凄惨な生活を
余儀なくされたようです・・・

彼女は、昔に味わった家族のぬくもりや生活を
必死の想いで取り戻したいと心から望んでいる・・・。
彼女を地獄から立ち直らせたのは、きっとその想いと
忘れることの出来ない、家族の温かなぬくもりだけ
だったのかもしれない

なるほど・・・流奈の性格的に、ただのわがまま娘なら
付き合うこともしないだろうとは思っていたが、
まさかここまでとは

流奈が助けたくなる訳だ

しかし・・・さて、どうするか・・・。
諸田「うう~っ・・・とにかく、方法があるなら
教えてよ~っ



透明「ダメ


少し意地悪な気もするが、自分の望みの源を
自分自身でキッチリ理解することは大切なこと

自分の口から言えるようにならなければ、
ただ人生を誤魔化して生きてしまう

ここは、耐えてもらわねば・・・。
諸田「・・・・・・。」
透明「・・・・・・。」
確かに、何と言ったらいいのか

迷ってしまうのもわかる・・・。
でも、彼女にとって現実を受け入れることは、
幸せへの一歩となることを知る必要がある

そうしなければ、どんなに幸せな状況でも
きっと幸せを感じることすら出来なくなってしまう

たった一握りの勇気が彼女を変える切っ掛けに
つながるはずだ

しばらくして、諸田さんは、先ほどのテンションとは
打って変わったほどの静かな口調で話しはじめた・・・。
続く・・・。
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