

そろそろ、雄也くんがやって来る


どんな答えを持ってくるのか


みなさんも、今回のお話の中で、私が問いかける
モノを一緒に考えてみてくださいね


きっと、その先に自分自身を理解する鍵

見つかるかもしれません

「カラン


おっ


透明「いらっしゃい


雄也「こんにちは


おっ



あれ


雄也くんは、今回かなり慎重になっているようだ

私は、雄也くんを鑑定室に入れ、話を切り出す

透明「すみません


雄也「いいえ

先日は失礼な態度をしてしまい

大変申し訳ございませんでした

おっ

透明「いえいえ

くれてましたよ

雄也「そ、そうですか


んっ


雄也「先生とお会いしてから、すぐに教祖様にお話をしたら
怒られてしまいました


透明「


雄也「先生は、もともと教祖様の右腕になられる方で、
私とは格が違うお方だと聞きました

おいおい




まったく~


食いついてきたなら、やりやすいか

透明「う~ん・・・まだそうなるとは決まってませんがね

雄也「えっ


透明「まだ、答えを聞いてませんからね

雄也「あっ



透明「人の邪な気持ちとは、いったいなんなのでしょう

雄也「教祖様に聞きました

邪な気持ちとは、
この世に充満する負のエネルギーが
人間の感情に取憑き

その負のエネルギーに支配されると
人は、邪神の手下となってその負のエネルギーを
他の人にも植え付けてゆくという、
恐ろしいモノなのです

・・・


ここまで考えられるだけでも、確かに知恵者とも言えますが、
もっともらしい口上でも、矛盾が多く含まれています

透明「なるほど

感情が安定せず、邪な気持ちを発生させる
と言うのは、納得できますね

雄也「では

さて


透明「しかし、負のエネルギーにも様々なものが存在しませんか

雄也「えっ


透明「負のエネルギーがもし、人の感情をマイナスの方向に向ける
ものであれば、悲しみや悩み、苦悩も
負のエネルギーが起こすもの

その感情も邪な気持ちなのでしょうか

雄也「あっ

まだまだ

透明「邪な気持ちと言うのは、人をおとし入れる行動や
良くないとわかりながらも、色々な理由の為に
おこしてしまうものもあります

それには、それ相応のエネルギーが必要と思いませんか

雄也「・・・確かに

追い打ち

透明「負のエネルギーにその行動や衝動を支えるだけの
エネルギーがあるのでしょうか

雄也「・・・そ、それは・・・

駄目押し

透明「それと、もう一つ

もしその全てが負のエネルギーから生まれるモノだとして

その負のエネルギーは何処から発生し、
その根本を食い止める方法はないのでしょうか

雄也「あっ


根本さえ食い止められれば、皆幸せに暮らせますよね

・・・くすっ


この子は、本当に頭の良い、気持ちの良い子だ

人の話を素直に吸収し、考え

本当に人の幸せを望んでいることがよ~くわかる

透明「雄也くん、ごめんね

頭の固い人だと思われるかもしれませんが、
私も、雄也くんの様に

沢山の人の幸せを望んでいる1人ですから、
安易に身を任せられないのです

本当に納得が出来る答えが欲しいのです

雄也「・・・そうですよね

人を導いているんですものね・・・
その点、僕は無知で無力ですね

透明「それじゃあ、雄也くん

一緒に考えてくれませんか


雄也「えっ


透明「その上で、教祖様にもご意見を聞いてみましょうよ

雄也「そ、そうですね

私達の考えと教祖様の考えを合わせれば
この世の真理が解き明かせるかもしれないですね

何だか、ワクワクしてきました

うしっ

信者という舞台から降りてくれた

ここからは、1人の若者として話が出来る

さ~て、最終仕掛け


続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません

あなたの徳が積めますように

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