しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

違う国の集まり?

2011-02-23 17:17:25 | 旅先

昨日は、旧暦1月20日。

何の日かというと、島の東部南寄りの比嘉集落の「旧暦二十日正月祭」(パツカショウガツ)の日。

小さい島だけど集落ごとに伝統行事があり、他の集落の行事に顔を出していると体を壊すので、自分の地域以外のことは知らないふりをしているんだね、島の人は。

こんな行事に反応するのは、報道機関と爺ぐらいだねぇ。正月の行事で少なくとも4つ目ですよ。

せっかくだからそのいわれを紹介しておこうね。

1908年のこと、字有地(地縁団体の共有地)の財産処分をめぐって士族と平民との間で訴訟にまでなったのですが、まあまあと1913年のこの日に和解し、その記念日を正月に絡めてお祭りの日と決めたそうな。

この日は、2頭の獅子とマーニと呼ばれるクロツグの葉を頭に巻いた住民とが中心となってサンシン、法螺貝、太鼓、鉦の演奏に合わせた獅子舞を奉納した後、新改築の家や農機具の厄払いをして回るという趣向ですね。

            

島には有名になったお祭りがいくつかありますけれど、地域の小さなお祭りも伝統を守って続けられているのですねえ。

でも住民は他の地域の行事に本当に関心が薄いのです。自分の地域で手いっぱいなのですよ。

 


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