しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

爺のお仕事

2018-11-30 17:00:31 | news

昨日午後4時45分頃、「宮古島のパーントゥ」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

ご承知の通り全国8県の10件(鹿児島県の2件と宮古島の2件で県数と件数があっていません)が同時に登録されたのですね。

宮古島の2件とは、島の北部「島尻」と中部「野原」の2地域に伝わる祭祀行事で1993年に国の重要無形文化財に指定されました。

この二つは微妙に異なっています。

島尻のパーントゥは、異形のお面をつけ、全身に異臭を放つ泥をぬりつけたつる草(シイノキカズラ:島ではキャーンといいます)をまとった3体が人々(特に新生児や子供)と新築の家、新車などに泥を塗りつけ厄払いするというもの。もちろんそれだけではなく、いわば手あたり次第状況。警備の警察官も例外ではありません。開催されるのは旧暦9月だけが決まっていて、開催日は地域の人と行政、報道関係者などしか知らないので、これを見るための観光客は運と覚悟が必要。

野原のパーントゥは、旧暦12月最後の丑の日に「サティパロウ(里払い)」という頭と腰に草をまとった女性とパーントゥを付けた男が集落内を練り歩く、島尻とは異なりおとなしい祭祀です。

どちらもご多分に漏れず後継者不足が懸念されていますが、他の地域の祭祀とともに登録が継続活動のきっかけになるとよろしいと思いますね。特に島尻のはキャーンに泥を擦り付けたものなので重さが半端ないそうで若さが求められるのです。

さて、パーントゥとはなんの関係もなさそうなタイトル「爺のお仕事」とは、この記事の横に掲載されている記事に刮目せよ。

詳細は面談ということで、まだまだ元気に世の中の役に立とうとしているお姿がこの記事とともに露出したことをお見せしたかっただけでございます。


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