しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

宮古島の湧水その1

2012-08-17 18:03:36 | 宮古史

8月26日日曜日に「夏休み親子湧水巡り」というイベントが開催されます。

主催は爺が所属する「歴史・文化ガイドの会」

開催に先駆けて案内する湧水を事前公開!!!

第1の湧水は

「白明井」    読み方は「スサカガー」

市街地の北東部にある井戸で16世紀ころには使われていたという記録(この島で記録が残っていることが珍しい)がある。

西暦1522年のことである。

八重山の与那国は、鬼虎という身の丈1丈5寸(1丈は3.03m)もあったとされている首長が治めていて、自分の力を過信してしまい首里王の命令に従わず朝貢を怠るという不敬を犯してしまうわけ。

そのため王府の命を受けた宮古島の仲宗根豊見親がこれ討伐に出向いたとさ。

さすがに豪傑も色仕掛けと酒に酔わされて首をはねられてしまうのね。

その結果、鬼虎の手勢のものと一人娘(17歳)は捕虜として宮古島に連れてこられたさ。

この鬼虎の娘は、仲宗根豊見親の嫡子の妻として迎えるということで連れてこられたのだけれども、すでにこいつには妻がいて、結局下女としての扱いをうけることになったさ。

そしてその娘は、底の抜けた桶を与えられこの井戸から水を汲んで来いと命じられても無理でしょう。

ついに身動きも出来ぬほどやつれた姿で悶え死んだということね。

これがその井戸。

        

ってあーた、どこにもそんなことは書いてないし、使われなくなった井戸としか思えないでしょう。

まあ、島にあるほとんどの史跡、遺跡はこんな状態で、この湧水巡りは

宮古島が抱える遺跡保存の問題を追及するツアーになる気配濃厚なのでした。