しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

薬はしょせん毒だ

2012-06-25 11:39:14 | かんしがかり

レイチェル・カーソンという人をご存じだろうか。

レイチェルといえば、「ブレードランナー」でショーン・ヤングが演じたレプリカントしか思い出さないけど、その勘違いのまま宮古島唯一の映画館「シネマ・パニック」に足を運んだわけではない。(昨日、テレ朝系で放映された「ダーク・ナイト」にもバットマンの幼馴染にして地方検事補のレイチェルなる役名があったのにはびっくりしたが)

DDTという殺虫剤が第二次世界大戦後、米軍によってもたらされ、日本の児童のシラミ対策として頭から真っ白になるほどかけられていたという。幼児だった私の記憶にはないが。

このDDTが開発されたのは、日本から輸入されていた除虫菊が開戦によって輸入できなくなったからだとWIKIPEDIAはいう。皮肉なものだ。

彼女は、このDDTをはじめとする化学合成物質の農薬が環境汚染物質だと告発し、その使用を禁止したのがケネディ大統領。

その際、さまざまな誹謗中傷を受けながら、また自分の体を蝕む癌とも戦いながら活動をつづけたという伝説の人。

この人を舞台で演じてきたカイウラニ・リーが、ほとんどドキュメンタリーにしか見えないインタビュー形式で演じている映画がこれ。

               

55分という比較的短い映画だったが、なり切り様は半端じゃない。

という話を通じて、この島でも、野菜栽培やたばこ栽培のアルバイトに行った若者が一様に驚いているのは、その農薬の使用量の多さ。

また、サトウキビ畑に空中散布される殺鼠剤もはたして市が言っているように無害なのか。

地下水に依存している島の飲料水。安全を守るための監視を怠ってはならない。のだ。のだ。