台風9号(ムイファー:マカオ語ですもも)が近付いています。
3日に到着予定の岡山県からのお客様。上陸できるでしょうか。
ところで久しぶりの日本命名の台風「トカゲ」、7号が該当していたのですが、あえなく消滅。微妙に複雑な気持ち。
新潟地方の皆様にはまたまた被災お見舞い申し上げます。
久しぶりのオブジェネタでございます。
先日遺跡調査をお手伝いした「長墓遺跡」のちょうど西側の海岸に七光湾という入り江があります。昔、黒真珠の養殖がおこなわれていたと聞いています。
ここで、世界的に活躍しているらしいアーティスト森万里子氏がアート作品を設置するプロジェクトが進んでいて、先週、第一弾の「サンピラー」なる作品が設置されました。
右の塔がその作品。高さ4m、重量約5トン。
積層アクリルによる透明な柱状の彫刻が、西に傾く冬至の陽光を浴びて輝き、その影が前におかれた3mの丸い彫刻「ムーンストーン」に届くと新しい自然のサイクルの始まりを祝福する そうな
ムーンストーンは2012年以降設置の予定です。
手前のいかだで浜から曳航されて設置されたそうです。海岸の荒れ姿は、引き潮で現れた石灰岩の岩肌で、工事によるものではありません。折角ですので、もう少し近づいてみましょう。
釣りあげられたカジキかイルカか。はたまた発射台のミサイルか。おっと失礼。
このプロジェクトは、「狩俣(七光湾のある地名)を芸術文化の拠点とするアート活動を展開するとともに地域環境の保全と活性化をめざす」ことを目的としているそうで、約3億円の予算は、国内外の各種団体からの寄付によるもの。
宮古島市は、このプロジェクトのため設置されたNPOに「ふるさとまちづくり応援基金」から522万円を拠出しているとのこと。ちなみにこのNPOのデータベースには情報がほとんど記載されていない。
「ふるさとまちづくり応援基金」といえば、ふるさと納税制度で全国から寄付されたお金。宮古島市では2011年度1,824万2千円が予算化されていますが、このお金の一部が下のような完成イメージのアートに使われたというわけです。(作品紹介HPより)
宮古島市に寄付いただいた皆様のご多幸と狩俣地域の活性化を期待しましょう。