宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/03/01
公私ともに非常にお世話になっている大先輩のUさん。ゴッドファーザーのテーマがとってもよく似合う、ちょい悪な感じのとっても懐の深いお方。そんな先輩から金曜の夜、ちょうど石松さんで感涙に浸っていた頃にピピピとメールが。「水曜日午後半休とって忠弥へ行きませんか。下見しておきます。」とのありがたいお誘いです。休めるかどうかは状況次第だったのですが、当日水曜日、運良く抜けられない打ち合わせが延期になり、正午過ぎに先輩へ「15時には祐天寺に行けます!」とメール。15:00ちょうどにお店の前につきました。



祐天寺駅から歩いて割と近い、閑静な住宅地のお店。「やきとり」とありますが、牛のモツ焼きのお店です。ガラスに映り込んだ、名店の正面のお宅がウラヤマシイ。程なく先輩も到着。我々は一番客です。Uさんは月曜日に下見済みで一日おいて二度目。開店前には10人ほどの行列ができましたが、月曜日はもっと並んでいたとのこと。小雨が降る天候で出足が遅いのかもしれません。15:30ちょっと過ぎて入り口が開き、愛想のよい元気なお兄さんが「どうぞ~」とお店に案内してくれます。店内はこざっぱりとした明るくて清潔なL字型カウンター。良い雰囲気です。



奥の席へ座り、まずはビール(620円)で乾杯。昼呑みビールはうまいっ。今頃職場で働いているだろう同僚のみんなに申し訳ないなぁと、とりあえず最初は思ったりもします。早速と言うことで、先輩がメモ用紙に注文を書いてくれました。「最初にたのまないとすぐなくなっちゃうから」と食べたいものを一気に書き込みます。Uさん、何から何までスミマセン。ここに来る前に、先日北千住を案内していただいたKさんからいろいろオススメ情報を伺ってきました。Kさん、ありがとうございました。



まずは煮込み(400円)。手前が陰になりスープが暗くなってますが、透き通った塩味の煮込みでとってもおいしい。ガツやミノのあたりのあっさりした部位で、旨味がしっかりした塩味がたまりません。そういえば白金にも塩煮込みを出すお店があるらしいですよ、とつるピカさん情報を披露したところ、後日知ったのですが、「鈴木」のご主人はここで修行をなさっていたとか。



続いてレバー刺身(450円)。ぴかぴか新鮮な牛レバーの刺身です。それぞれ一皿ずつ、おろしニンニクと醤油でいただきます。これが激ウマ。気づくと店内は既にぎっしり満員。カウンターの内側と思っていた我々の座った席の向かい側にもお客さんが座ります。並んでいるお客さんも。やはり口開け狙いでないと来られないですね。

焼き物も続々と到着します。



上から、ちれ・はつ下・てっぽう(各140円)。全部塩。うまい。はつ下はこりこり感がたまりません。カウンターの中では、店主が黙々と絶品モツ焼きを焼いています。ビールも空いて、それじゃあカクテルをいただきましょうか、と注文します。Uさん曰く「麻薬入りだよ」のカクテルで、Kさんからいただいたオススメリストにもありました。



忠弥特製カクテル(400円)。レモンスライスが入った、不思議な色合いの飲み物。Uさんが下見の時にお隣になった、40年通っていらっしゃるというご夫婦によると、焼酎をジンジャーエールで割り、最後にビール瓶に入った謎のエキスが入るらしいのですが、そのエキスが何物であるか、全く不明とのこと。一口飲んで、なんとも形容しがたい、不思議な味なんだけどおいしい。

続いての焼き物は、ひもスタミナ(1本140円)。



ニンニクなどが入った醤油ベースのたれがうまい。ひもというのは、シロの部分だろうか。とにかくうまい。続いてつくね(1本150円)。



このつくねが激ウマ大感激。ナンコツの部分と思われるこりこり感が、その他の肉肉感と上手にハーモナイズされているというか、とにかくたまらない味。つくねには生ピーマンというKさん情報をもとに、生ピーマン(150円)もたのみました。



ぱらっとかけられた少量の塩が隠し味となって、しゃきしゃきピーマンがとってもおいしい。確かにつくねに合いますね。それに特製カクテルも、モツ焼きにベストマッチな味。他のお客さんたちもほとんどの方がカクテル呑んでます。カクテルも7割方空いた頃、向かい側に腰掛けたかなりの常連さんと思しきお客さんが唐突に「黒ね」と店員さんに告げると、コップなしで黒ビールが届きます。それを3割ほど呑んだカクテルのグラスに注入し始めました。ほぅ、さすがは常連さんと感心して、先輩と「我々もやりますか」(ニヤリ)、ということに。二杯目のカクテルと黒ビール(中瓶430円)を注文します。



ちょっとすすって空いたスペースに黒ビールを注入します。黒ビールよりもカクテルの味が強烈なので、あんまり味が変わった感じがしません。おそらく、かなりの強烈カクテルなので、味を邪魔せずにアルコールを和らげる役目を果たしているのかもしれません。二杯目が空く頃にちょうどおかずも食べ終わり、ごちそうさまをします。二人で確か6,500円ほど。Uさんに多めに払ってもらっちゃいました。Uさん、いつもスミマセン。。。

ちょうど1時間ほどの滞在で16:30過ぎにお店を出ます。二人はこのあとしばらくして、忠弥特製カクテルの強烈さを痛感するのでした。
(続く)


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