何の木でしょう? うちの畑の隅に突っ立っているんですが。
じつはこれ、枯れたケヤキの木にヘチマがからみついているのです。
何年か前に50センチメートルぐらいのケヤキの苗をもらって植えたところ、こんなに大きくなりました。向こうに見えるのは、お隣さんの2階建ての倉庫ですよ。ところが、今年なぜだか知らないけれど、ケヤキは枯れてしまいました。根本に大量の堆肥を置いたのがいけなかったのだろうかと、話しておりますが。
6月のある日、わたしはケヤキの根元にヘチマが生えているのを見つけました。おかしいなあ、堆肥の中にヘチマの種が混じっていたのだろうか?と不思議に思っていたところ、何のことはない、夫が苗を1本買ってきて植えたのでした。ヘチマはすくすくと伸びて、この通り、ケヤキのてっぺんまで行って、行き場所がなくなったので垂れ下がっています。ヘチマの実がクリスマスツリーの飾りみたいです。
へちま3兄弟
あまりにもたくさん実がついているので、数えようと思ったのですが、やめました。ここには堆肥がたくさんありますし、うちの犬たちのお気に入りの場所(トイレ)なのです。上ばかり見ていたら危険です。
子どもの頃学校でヘチマ水をとることを勉強したような気がします。今も4年生の理科で栽培しています。教材として普遍の存在のようです。でも今の先生たち、ヘチマ水の取り方を知らない人も多くて、わたしはよく先生たちに教えたものです。あまり早くつるを切ってしまうとヘチマが熟しませんし、遅くて枯れかかった頃につるを切っても水がでてきません。とれた水は、薬局にもっていくと化粧水にしてくれます。実は、皮と種を除いて繊維だけを残してお風呂用のたわしとして使います。こんなにたくさんの実をどうしましょう。放置しておいたら来年はそこいらじゅうヘチマだらけになるし、たわしを作ってもほとんど使わないだろうし・・・
ところで、もうすぐ「へちま忌」(注 俳人正岡子規の命日)かな、と思って調べたらまだまだ先の9月19日でした。
へちま咲て痰のつまりし佛かな 子規
東京だから少し成長が遅いのでしょうか。こちらだともう花は咲き終わっている頃ですね。
うちの木蓮は、ヘデラが絡み付いて枯れたような気がするんです。
沖縄料理にへちまを使ったものがありますよ。
とろりとしてとってもおいしいんですって。
中華街にはへちまが売っているそうなんですけど、うちの近くでは見たことありません。
口の悪い人は、「どうしても食べたければ小学校にとりに行くしかない」なんて冗談言うんですよ~
ヘチマもさることながら、後ろの木の実も気になります。ずいぶんたわわになっていますね。ザクロでしょうか?
ところでザクロですが、うちのザクロは味がいいので、実家の母が早くもねらっています。食べ頃になったらご紹介します。