あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

よそさまのお庭

2021-04-29 20:25:38 | ガーデニング
  車で走っていて、薄紫のかたまり発見。
 あれ、きっとクレマチスよ。思わずUターンして確かめに行きました。
 
 すごい! こんなにたくさん花をつけているのを初めて見ました。
 
 
 
 シミ一つない、虫かじり一つない、完璧な花ばかり。
 
 
 中心部だけでもおもしろいねえ。



 フェンスで囲まれた中をのぞき込んでいたら
 

 
 色違いを見つけました。こちらはまだ一輪しか咲いていませんが、花が大きいです。花びらが風にあおられてはためいていましたもの。
 
 そこへ隣接したお家から男性が出てこられました。
 「すみません、写真撮らせてくださいね。」
 すると
 「どうぞ、こちらから撮ってください。」
 と、フェンスの中に招き入れてくれたのです。
 
  遠慮なく 「おじゃましま~す」
  車のエンジンを切り、ハザードをたいて、ロックをして、しばらくお邪魔する気満々で入らせて頂きました。
 
 入り口には元気のいい黄色いバラ。この一重のバラ、かわいいです。
 
 
 
 
 
 反対側にはこれまた色違いのクレマチス。
 うちと同じ斑入りアマドコロ(ナルコユリかも)
  (注 二つはよく似ていますが、ナルコユリの茎が丸いのに対し、アマドコロは角張っています)



 
 できあがったばかりのブーケをブーケスタンドにたてている、といった感じのクレマチス。この種はうちにもあって去年までは咲いていたんだけど。今年はやっと蔓が伸びてきたところです。 
 
 


 高さは2メートルくらいかな? うちのクレマチスはこんなに伸びたことがありません。
 
 
 
 園芸店で売られているきらきらと華やかな花だけをびっしり植えているわけではなく、ヤグルマギクやデージーなどの素朴なお花が多かったです。それでいて雑然とした感じではなく、気取らない花畑。小さな植物を見つける宝探しもできそうな花畑。こういうの大好きです。
 
 お! おお~ 発見しましたよ。
 


 まだまだ珍しい、黄色い牡丹です。
「牡丹ですよね?」
「はい、女房の誕生日に買って来て・・・」
 
 うわぁ~ なんてすてきなんでしょう。
 
 さておいとましましょうと思ったら、
「よかったら家の方にもどうぞ」
 
 もちろん、図々しくお庭の方に入らせて頂きました。
 多分こちらは日当たりが悪いのでしょう、シャドーガーデンになっていました。ちょうど奥様もお花の手入れ中で、いろいろお話を伺いました。
 
 
 手前には2種類の都忘れ
 
 よくみるといろいろな花が埋もれているんです。 赤いのはキンギョソウだったかな? デージーに、シュウカイドウかベゴニアらしい葉も。別のところにはヒューケラ。
 


 向こうの方にイカリソウ。斑入りのナルコユリ。
 
 
 イカリソウはもう花が終わったんだそうです。
「あまり増えないのかと思ったら、どんどん増えて、あそこ全部イカリソウ」
 
 へえ~イカリソウって山野草だから平地では難しいのかと思っていました。
 端っこに斑入りの擬宝珠も見えます。


 「手前はクリスマスローズですよね?」
 「もう花が終わったんで切ったんですよ。クリスマスローズは1年のほとんどが葉っぱだけですよね。残っているのはこれだけ。」
 


 一つの茎からこんなにたくさん集まって咲くの初めて見ました。木立性だそうです。クリスマスローズにも木立性があったとは。

 よく日の当たる家の壁には

 
 うすピンクのクレマチス。手作りらしい素朴な垣が立てかけてありました。
 わたし、ようやく気づきました。クレマチスって日当たりがいいのを好むんだー
 
 「バラなんかアブラムシがついて消毒せないかんけど、クレマチスはお日様さえあればいいから楽ですよ。」とご主人。
 
 そうか、うちは半日陰に植えてあるから育ちが悪いのかもしれません。
 
 たまたま通りがかったお家でこんなに楽しい時間を過ごせるとは。何よりもご夫婦が二人して柔らかな笑顔と言葉遣いとで、仲良く趣味の園芸ーすてきなご夫婦でした。やっぱり「花が二人のコミュニケーションツールですね。うちも別の意味でツールになっているけど。(除草剤の使用を巡ってけんかの種 )
 
 
 
 
 
 
コメント (2)
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