届いたワラビとたけのこの食べ方。
ワラビはふつうに出汁と醤油砂糖で煮ました。それからふと思いついて少しだけピクルスにしてみました。
ふつうの(きゅうりなんかの)ピクルスと同じようにおいしいです。とっても好きな味というわけではないけれど日持ちするからボツボツ食べましょう。
たけのこは、全部1センチくらいの厚さに切って薄味をつけます。家族みんなのお気に入りは天ぷらなんですが、薄味をつけて衣をつけるとおいしいのです。
それから酢味噌和え(木の芽和えといいたいところですが、山椒がないので)も、この薄味のたけのこを短冊に切って使います。たけのこご飯も同じく。
きのこなどと一緒に炊いて山菜おこわに
山菜おこわを作るのは今年2回目です。
1回目のおこわは突然やってきた弟に持って帰らせました。後で義妹から電話があり、居合わせた姪っ子が、「ばあちゃんの味じゃねえ。」と言ったそうです。母はよくおこわを蒸し器で作っていました。弟の家族とわたしの家族と時には従業員にも。そうか、わたしの味は母の味なのか。こうやってその家の味は受け継がれていくのかもしれません。若いときはもっぱら母に作ってもらうだけだったのに。
だけど母と違うのはわたしはレンジで作ること。
作り方は至って簡単。レンジについていたレシピ集の通りです。米2合。山菜を煮ただし汁カップ1と二分の一。1時間給水させて、上に山菜を載せてラップをして600ワットで8分。上下を混ぜて7,8分。
たけのこの他にシメジと椎茸とツワブキ、にんじん
ワラビは別に炊いてできあがってから混ぜました。というのは、1回目ワラビも一緒にレンジにかけたら、ワラビだけがとろとろに溶けてしまったのです。
なかなかおいしくできました。だけどやっぱり蒸し器で蒸した方が餅米の食感が違うような気がする・・・・厳密にはお袋の味とは違うでしょう。2合ずつ2つの耐熱ボウルで作って、二人の娘の家に持っていきました。この子たち、歳をとったら自分で作るようになるのかしら。
それから昼ご飯に山菜そば
初めはワラビとたけのこだけのつもりだったのですが、思いつく限りの具材を乗せてみました。
宇和島産のじゃこ天。つぐねいもと卵を入れたら月見そばみたいになって、そうそう、これも
瀬戸内海産焼きバラ海苔。これが海苔の香りがとてもいいのです。食べかけてから思い出しましたので写真にはうつっていません。
地元の食材を使った「瀬戸内の海の幸山の幸そば」いいんじゃない?
またまた山菜の天ぷらも作りました。今回はたけのこ、タラの芽、三つ葉、ドクダミ
衣つけに失敗して見苦しいので写真はなし。
去年ドクダミを揚げたとき、どうもあの匂いが気になったのですが、今回は逆に、あの匂いがちょっと花の香りのようでおいしかったのです。ドクダミも春先の新芽だとおいしいのかもしれません。
最後に、あのタケになりかけた根っこの部分を薄く切ってたけのこご飯を炊きました。
材料はたけのことにんじんと松山揚げ。 味の決め手は松山揚げです。油揚げの乾燥したものと言えばいいのでしょうか。ちょっと香ばしく、口には残らない柔らかさで、多分普通の油揚げではこの風味は出ません。こんなところに各家庭の特徴が出るのかも。 薄く薄く切ったつもりだけど、口触りが竹でした。そして残るのは酢味噌和えように切ったたけのこだけ。よし、全部食べきったと思っていたその日の夕方、夫の知り合いがたけのこを持って来てくれました。
「えらい大きいたけのこを・・・」と呆れたように言うので見に行ったら
うっそぉ~
1本だけではなかった!
律儀に奇数本くれたのね。長さは新聞紙の縦の長さと同じでした。