あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

同じ型紙で

2017-02-15 20:16:57 | レザークラフト
 月に1回、気の置けない友人3人とレザークラフトを楽しんでいます。
 そもそもの始まりは、そのうちの一人が古い布製のショルダーバッグを持ってきたことから。

 もうくたびれてしまったんだけど、とても使いやすいから同じ形のバッグを革で作りたいと。型紙は元のバッグのサイズを測り、彼女が自分で作りました。銀色の柔らかい革があるから、それにで作りたいと言います。
 で、私も一緒に作ってみることにしました。

 はい、出来上がり

 

 って、魔法使いみたいですけど、実際は時間がかかっているんですよ。
 左が私、右が友人のです。同じ型紙を使ったように見えます?

 まずは友人のから



 元のバッグには革のポケットがついていました。その部分はゴードの革に電気ペンで模様を描き、アクリルカラーで染めました。模様は私が持っている図案集から。
 シルバーを混ぜて光沢のある仕上がりにしています。革製だけど軽くて使い勝手がいいそうで、写真を撮らせてもらったときにははやくたびれ気味

 わたしのは



 手抜きしました。
 ポケット部分はオーストリッチの端革を縫い合わせたもの。何年か前東京の革屋さんで買っていたもの。やっと日の目を見ました。
 模様を入れる手間は省いたけど、ポケットは縦ポケットをつけてますよ。



 このポケットをつけるのに少々苦戦しまして、なぜか表が少し大きくなりました。なのであちこちつじつま合わせをして、結果予定より大きくなりました。二つのバッグが大きさが違うのはこういうわけです。ただ、だれもつじつま合わせには気づかず、わざとこういうデザインにしたかと思ったそうです。

 裏側は



 表にファスナーポケットがあるので、裏はマグネットで留めるオープンポケット。これが旅先では便利なのです。観光施設でもらうパンフレットを突っ込んだり、ガイドブックを取り出したり、町歩きの時でもハンカチやティッシュはここに入れておくとさっと取り出せます。

 二つのバッグのできばえにほかの二人が触発されました。



 私が使った革の残りと牛革のポケット。模様は先の彼女と同じデザイン集からとっていますがまたまた違った印象です。

 残る一人はまだ制作中。これまたがらっと違った雰囲気になるでしょう。できあがるのが楽しみ。
 同じ型紙なのに革の素材と模様とで全く違って見える、この楽しさにはまりましてもう一つ作ってみました。



 ポケットは、ヌメ革にカービングして黒一色で染め、金のアクリルカラーを塗り込んであります。模様は私がデザインしたもの。
 ヌメは硬いのでファスナーポケットにせず上から出し入れできるオープンポケットです。その代わり、裏にファスナーポケットをつけています。



 いやあ、おもしろい。こんなにいろいろ作れるとは。そして私のデザインしたバラの模様も、色のつけ方を変えたらそれこそ何十通りものバッグができそう。
 そんなことを考えていた頃、義妹から、海外旅行に持って行くのでこのバッグを作ってほしいとリクエストされました。ただし、ミラーレスの一眼をバッグに入れたいとのことで、幅と底のサイズを1センチほど大きくしましたけど。 それと、旅先で2通りの使い方ができると便利かなと思ってツーウェイ仕様にしました。
 だけど、残念! 出発ぎりぎりにできあがったので写真を撮るのを忘れていました。とっても重宝したとのことです。よかった。
  
 まだまだ続きます。
 最初に作った友人が、今度は昔作ったポーチを使って同じバッグを作りたいそうで、できあがったのがこれ



 バッグのかぶせにポーチを使ってあります。 これ、とっても使いやすそう。ふたが深いので、がばっとものを入れてがばっと取り出せます。こうなると同じ型紙とはとても思えません。
 彼女は今三つ目を制作中。昔作ったバケツ型のバッグにカビがはえたので、きれいなところだけをポケットに使うそうです。おもしろいポケットになりそうですよ。
 
 そしてわたしもエンジの革でもう一個作ろうかなあと思案中。
 
 
コメント (4)
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