ぬくぬくとしたハウスの中で20個以上も実をつけたパッションフルーツ。 その後です。
2月下旬頃から次々と色づいて
あちこちに落下したのを拾い集める日が続きました。
完熟してもすぐには食べられないそうで、表面がしわしわになるまで置いておきます。
一斉に熟れて一斉にしわしわになってくれるといいんだけど・・・・ずいぶん年齢差があるのでちょっと困る。
というのは、一つひとつの実からはほんのちょっとしか中身が採れないので、一度にたくさんの実が食べ頃になってほしいのです。 でも、実がなるときから時間差があったから・・・・
できるだけ多くの実が食べ頃になるようにぎりぎりまで待って中身を取り出しました。
半分に割った姿は、なかなかブキミでしょう? この見かけと言い、酸味のきいた味と言い、あまり人気がないというのも肯けますが、長所と言えば「かおり」がいいこと。 マンゴーかパパイヤか、そういった仲間の果物のような香りがします。
そのままではあまりにもすっぱいので、砂糖を混ぜて煮てみました。 おもしろいことに、煮ても生とあまり味も見かけもかわりません。
小さなジャムの瓶ほぼいっぱいのパッションフルーツソースができました。
さっそくヨーグルトにかけて食べてみました。
この黒い種さえなければ、マンゴーソースのようでしょう? この種がくせものでして、噛むと、ぷつぷつとかなり固い歯触りがしてじゃまくさい、かといってこれを取り出すと食べるところがなくなりそうです。
においはいいんだけどねえ。
結局わたし一人で始末しました。 酸味が強いせいか、1ヶ月たってもカビも生えませんでした。
このパッションフルーツの種を蒔いて、10本以上の苗が育っています。 花屋の甥っ子に、あげようかと言ったら
「パッションフルーツは、実がついた鉢物でさえ売れんのに~」とあっさり断られてしまいました。