あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ポポーの実

2010-11-03 11:47:00 | 植物

 飛騨高山から郡上八幡までの帰り道に、せせらぎ街道と名付けられた道がありました。 かつては有料道路だったらしく、「4月1日から無料化」の看板が。


 交通量は多くなく、谷川を右に左に見ながらのすがすがしい道路でした。



 もっときれいなところがあったのに写真を撮りそびれました。 ちょっと奥入瀬の道に似た雰囲気でしたね。


 さて、そんな田舎道をのんびり走っていると


  松茸 3千円から


 おお、 まつたけ! 今年は豊作で安いんだとか。 寄ってみましょう。


 テントでおじさんが一人大量の松茸と箱入りのりんごを売っていました。 その匂いのすごいこと。
スーパーで特売の輸入松茸しか買ったことのないわたしは、その匂いに感動。 本物ってこんなにもよく匂うのね。
 しかし、松茸は期待したほどは安くなく、代わりにりんごを買って帰りました。 「夕映え」という、あまりこちらの店では見たことのない品種です。2種類試食させてくれましたが、夕映えは香りがよく甘かったです。
 この「夕映え」にはおまけがついていました。 それは・・・・

  松茸の香り

 りんごの箱にまで香りが染みついて、帰る道中ずっと匂ってました。 


 しばらく走るとまた看板が

  「りんごあります。」 その下に ポポー と書いてある!

 あそこ、寄って、寄って


 反対車線側にあったにもかかわらず強制的に?車を停めさせ、農家の入り口らしい場所に立っていたテントに立ち寄りました。

 とてもおいしいということで是非一度は食べてみたかった実です。


 かわいい清楚な女性が店番していて

 話はそれますが、旅館でお世話してくれた仲居さんも若いきれいな娘さんでした。 今時のメークてんこ盛りではなく、ほとんどすっぴんの、内面からの美しさがにじみ出た美人。 岐阜には美人が多いんでしょうか。


 ポポーを知らない夫の矢継ぎ早の質問にも気持ちよく答えてくれて、ポポーがなっているところを見せてくれることになりました。


 これ、これがポポーの木ですよ。



 9年目の木だそうです。


 そして実はこれ。



 今年初めてこんなにたくさんの実をつけたそうです。


 案内してくれたのは「おばあさん」と呼ばれている人。
 これがまた、すごい美人。 説明を聞きながらも顔に見とれておりました。
 おばあさんは、ポポーをこよなく愛しているとお見受けしました。 以下、説明を聞いて分かったこと。


 ・ ポポーはアボカドのなかまだということ
 ・ 非常に栄養価が高く、鶏卵の何個分もの(数字は忘れた)栄養があること 
 ・ 1本の木に最大100個までしか実がならず、採算の取れるものではないので農家ではあまり栽培してないこと
 ・ しかし全くの手間いらずで、肥料も置き藁や枯れ草をしいただけでよいこと
 ・ 逆に手間をかけるとうまく育たないこと
 ・ 暖かい地方でも、氷点下18度になるここの土地でもよく育つこと
 ・ 食糧難になれば必ず役に立つ果物だと思うのでたくさん植えていること 
 ・ 違った種類を何種類か植えておく方が実がなりやすいこと
  
 そのほか、種まきの時期や植え替えの時期、苗を販売している所など、それこそ栽培のノウハウをすべて教えていただきました。


  もちろん試食もさせてくれました。 ねっとりと柔らかく、香りが、ラ・フランスに似ていました。

  2種類のポポーを購入。 柿とミツバアケビ、何個かの種はおまけです。 



  アボカドの仲間と言うことですが、種は縦に並んでいます。 なかなか実からはずれません。



 皮を剥いて、輪切りにして、種だけを取り出します。 種の回りの薄いゼリーのような膜は発芽を押さえる成分があるということなのできれいに水洗いして、黒い部分だけを残します。


 娘に食べさせると、
 ?? 何かに似ている・・・・・・   そうだ、ドリアンだ
 
 いやあ、ドリアンを食べたことがないから何とも言えないけど、匂いはラ・フランスだと思いますよ。

 もちろん種はすべてとりだして埋めました。


 応援ありがとうございます 日記@BlogRanking

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする