何年かぶりに知人の家を訪ねました。 行ってみれば、この町のメインストリートである商店街は通行止め。 裏道を、うろ覚えの記憶を頼りに行ったのですが、たどり着くのにちょっと時間がかかりました。
なぜ、通行止めだったかというと、
5日から7日まで、七夕祭りだったんですね。 うっかりしておりました。
帰りにカメラだけ持って歩いてみました。 昼間なのでまだ人通りは多くありません。
この七夕祭り、子どもたちが小さいときは何度か行ったことがあります。 もう20年以上続いているのではないでしょうか。 訂正 報道によると大正時代からだそうです。
かつてイベント広場だったスーパーの駐車場にはマンションが建ち、スーパーの跡地が特設舞台になっていました。 そこに幼稚園児や保育園児の作った七夕がずらり。 素朴でかわいい七夕飾りでした。
以前は商店そのものが、金魚すくいやヨーヨー釣りの店を出し、掘り出し物商品を用意して、買い物客を楽しませていたのです。 七夕飾りもそれぞれの店が工夫を凝らして作っていました。 今では商店そのものが減って、普通の住宅街になってしまうのではないかと思われるほどです。
見たところプロの露天商がずらりと並んで、賑やかそうでした。 でも、これでは人は集まっても地元が潤うことは少ないのではないかと、気になります。
ちょこっと歩いただけなのでよくは分かりませんが、飾りそのものはずいぶん大がかりになっているようでした。 団体による飾りが目立ちました。 商工会議所、小学校のPTA、市役所など、地域全体で盛り上げようという雰囲気が伝わってきました。
ぼつぼつ人がやってきだしました。
小さな子どもを連れたおとうさんとおかあさん。 家族で楽しむいい機会ですね~。子育てがんばって。
真剣に飾りを見上げるこどもたち
老人健康施設のお年寄り。 「めざせ100歳」とあります。 もしかしたら、これはお年寄りみんなが力を合わせて作ったのかもしれません。
赤ちゃんからお年寄りまで、人生の縮図を見るみたい。
この豪華な飾りはどこが作ったのでしょう。
夜になるとこれに明かりがともって、とてもきれいになるのです。
そして、暗くなる前にベンチに座って腹ごしらえしている一団を見かけました。 足元には立派な機材と思われるバッグ。 どこかの写真愛好グループなんでしょうか。 そのうち力作がブログにも登場するかもしれませんね。
商店街のイベントとして始まった七夕祭りは、商店街の衰退にもかかわらず盛大な祭りであり続けているらしいです。 様変わりしたとはいえ、身近に夏祭りのにぎわいを経験できる場所があるというのは、子どもたちにとってもお年寄りにとっても幸せなことではなかろうかと思ったのでした。