近頃どこでも見かけるのが、しおれたカラスウリの花。 きれいに開いたところはなかなかみられませんが、 もうすぐ開きそうなつぼみがなかなかおもしろいんですよ。
花はいつ開くのでしょう。 朝見たときはもうしおれているのです。
ちょうど我が家の庭の、それも低いところにつぼみがありましたので、観察してみることにしました。 これは実の大きな黄カラスウリです。
6時30分
7時 すこしほぐれてきました。
ところが、
7時15分には既にこんな状態! ああ、開きかけの所を見損なってしまいました。 あたりはもう薄暗く、やむなくフラッシュ撮影。
真っ白け
全体としてはこんな感じ。 花の中心に丸いしべがあるのですが、全く見えません。
カラスウリの花をきれいに写している皆さんはどうやって撮っているのでしょう。 暗くてもまだ明かりが残っている時間であればなんとかフラッシュなしで写せると思うのですが、こんなに暗くては無理です もっと日が長い7月頃だったら明るいうちに写せたのでしょうか。 いやいや、カラスウリは、いつでも日没後に開くのかもしれないし・・・・・・
そして夜12時頃
もうしぼみかけてる。
風が強く、なんだか髪を振り乱した幽霊みたいで、暗闇でこんなのを見たらぞ~っとすることでしょう。
次の日もまたつぼみがつきました。 再度チャレンジしましたが、撮った写真すべてボツになりました。
今日の夕方、6時50分頃、偶然にも1枚だけ花びらの開いたのを見つけました。 しめた!まだ明るい。
大急ぎでカメラを取りに行って、帰ってきたときにはなんと!
ほとんど開いているではありませんか わずか2,3分の間です。
それからフラッシュなしで、連続で写真を撮りまくり
その間のほとんどの写真を手ぶれとピンぼけでボツにして・・・・・・
これが最後の1枚です。 まだ十分とは言えないけれどほぼ開き切った状態です。 そしてフラッシュなしで写すのはこれが限界でした。 ISOを1600まであげて、手ぶれしないように一生懸命がんばりました。 庭の植え込みの中なので、台になるものも置けなかったのです。 第一、そんなことしてる暇なかったし~。 三脚? 持ってません
開くときはあっという間に開いて、わずか3,4時間で閉じてしまう・・・・人目に触れないはずですね。 こんなに短い時間で受粉ができるんだろうかと心配になりますが、秋になってゴロゴロと実がなっているところを見ると、ちゃんと受粉できているようです。 いったい誰の働きなのかしら。 花にも我々の知らない夜の世界があるようです。