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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

初仕事2021

2021-01-06 00:12:39 | レザークラフト

 仕事始めというか、手仕事はじめというか、お金儲けを伴わない行為なんですが、ここ数年お正月3が日の間に必ずレザークラフトをするようになりました。

 今年は、人形用のブーツを頼まれまして、しかも3日までに欲しいと。で、2日の午後はずっと作業をしていました。

 実を言うと、これは初仕事ではないのです。本当の初仕事はこれ。

 コインケースです。これはお年玉と一緒に孫たちに上げようと思ってー いま流行りの模様ですよ。去年から作り始めましたので、初仕事と言うより2年越しといった方がいいのかな。市松模様は比較的簡単。革を交互にあみ込むとき隙間なくきっちりと編むのがコツです。で、これは二個(ウマオとケイタの分)年末にはできあがっていました。

 問題は麻の葉模様です。これ、図案を描いて革に線を引き、穴をあけてステッチしていったのですが、これがとてつもなく時間がかかってーもうやめようかといったんあきらめかけたのです。それでもせっかく作り始めたんだからと気を取り直して、紅白が始まると同時にテレビの前で続きを始めました。紅白が終わってもまだできあがらず、近所のお寺の除夜の鐘を聞きながらまだ縫っていました。クラシックのカウントダウンコンサートが終わった頃ようやくできあがりました。なのでこれが新年早々の作業。

 内側に折りたたんだお札が挟めるようにしてあります。

 もちろん喜んでくれましたよ。ただ、トラオのは間に合わず。「ぼく、れんごくさんがいい。」というので、またまた難しいことに取り組む羽目になってしまいました。これはちょっと作戦を練らなければ作ることになりません。それよりも急ぎのブーツを。

 人形のといえどもデザインが肝要ですね。普通の長靴型では履かせられないでしょう。足首が曲がってますから。最近アクセサリー用にミニチュアのブーツや鞄のキットが売られていますのでそれを参考にしました。もちろんそのままでは使えません。まずは人形の足のサイズに合わせて型紙を作るところから。

 ち、ちいさい・・・・

 一番幅の狭い穴空けの用具を使い、一番細い糸を使って縫い上げました。今、靴の紐を通しているところ。これは太い麻糸を使っています。(これにも意味があるのです)糸が太すぎてなかなか針に通せず、なんぎしました。

 さて、履いているのは誰でしょう。

 多分女性ならおわかりと思うのですが、ジェニーちゃんです。けど、服装が???

 ジェニーちゃんが手にしているのは?

 イノシシのかぶり物。おわかりかしら?

 そう、いのすけさんです。これ羊毛フェルトの手作り作品です。 あ、でも、わたしの作品ではありません。念のため。

 ジェニーちゃんが、かわいい顔を隠していのすけさんのコスプレ。意表を突くアイデアでした。ちょっと靴がかわいすぎるのでレッグウォーマーでリボンを隠したらしいです。なんだ、ただ麻紐をぐるぐると巻き付けただけでもよかったか。 このジェニーちゃん、羊毛作品の一つとして、4日から1月末まで、西条市の山の方にあるアウトドアのお店「クロスポイント」に飾ってあるそうです。

 「きめつ」で終わり「きめつ」で始まったレザークラフトでした。

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アートクラフト展 2020

2020-12-15 01:42:07 | レザークラフト

 ギャラリーキャメルKで開かれているアートクラフト展。

 ざざっと大急ぎで並べたところをとりあえず写しています。

 自分の新しい作品、撮るのを忘れました。

 県展への搬入が終わって約2ヶ月、

 今回のテーマが「クリスマスの贈り物」なものですから、手頃なお値段の小物をたくさん作って・・・・2ヶ月もあれば楽勝でしょう、と思っていたのですが、どうしてどうして、一日の大半を孫のお守りに割かれ、夜は疲れ切って制作どころではなく、結果、「展示品はあっても販売できるものがない」という状態で搬入日を迎えてしまいました。その間愛媛県でも新型コロナ感染者は増え続け、特に松山市ではいくつかのクラスターが発生して、今も関連の感染者が出ています。すでに、2次感染~4次感染の事例もあります。こうなると松山市以外に在住しているものとしては、知り合いに「見に来てね」とは言いにくいです。

 そこでー

 発想を変えました。

 知り合いを誘うのではなく、見知らぬ人にわたしの作品を見ていただこうと。そして、革でいろいろなことができるのだということを知っていただこうと。

 今回は、ろうけつ染めの額2点、今まで作っていたバッグ数点、そして革のリメイク作品を並べることにしました。財布やアクセサリーなどの小物は置いていません。

 わたしだけ壁を2面使わせていただきました。



 下に置いてあるのはリメイク品のゴミ箱や椅子など。どれも古いバッグを作り直したものです。作品についてはこちら(いす リモコン入れ ゴミ箱

 販売に力を入れなければ毎日会場に出向くこともないでしょう。初日だけは準備不足を補うため会場に行ってバタバタとしていましたが、他の方の作品を目当てに来られた方もわたしの作品を覗いてくださったので、ここぞとばかりろうけつ染めについて説明をさせていただきました。皆さんびっくりしたり感心したり・・・これでよかったなと思いました。

 では、他の出品者の方のコーナーを紹介しますね。

大石さんの一閑張りバッグ


 一閑張りって紙だけかと思ったら布を使うこともあるそうです。

 いつもながらアイデア満載の矢野さん。帯で作ったバッグがすてき。


 帯は張りがあってバッグにするにはとてもいいんだそうです。模様もいいですしね。

 洋服とバッグの尾海さん



 革、帯、布、一閑張りー今回4種類のバッグが揃いました。見比べてみるのもおもしろいです。

 天野さんの絵とアクセサリー



 繊細なバラの絵とビーズのアクセサリー。ネックレスも額縁に入れるとアートに。

 村山さんのアイアンアート


 去年も思ったのですが、こんなしゃれたインテリアが似合う家だといいのにーうちのぐちゃぐちゃの家を反省しました。これが終わったら、掃除しよっと。 

 

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ろう(蝋)落とし

2020-10-11 09:33:18 | レザークラフト
 一年ぶりに、大きな革にろうけつ染めをしました。F30号 大きめに裁っているので75㎝×95㎝くらいの革です。
 1ヶ月ちかくかかって全体を染め上げて、さあ蝋をはがすぞという段階になって、

 おかしい、どうしてこんなに蝋が細かく割れてしまうんだろう。


 

  いつもなら、薄氷を割るように大きくひびが入ってそこからきれいにはがせるのに。今回は蝋がゴミのように小さく砕けてなかなかはがせません。下の方の葉っぱはカビが生えたように白っぽく見えますが、ろうがクモの巣状にこびりついているのです。

 ここでろうけつ染めについてちょっと解説ー興味のない方はスルーしてくださいね。

 絵画はキャンパスや紙の上に絵の具を置いて描いていきますが染めるという作業は、布や革などの繊維に染料を染みこませる作業の繰り返しです。薄い色から濃い色へ、何回も何回も染料を染みこませます。

 写真で言うならレースのようなカラスウリの花は、何も色をつけない段階で、筆に溶かした蝋を含ませ、絵を描くように革の上に描いていきます。その上から濃い色をつけると、カラスウリの花だけ白く残るというわけです。写真のような多色で染める場合は、色つけ→ろうがき→色つけ・・・と何回も繰り返しますから、最後には背景をのぞいてほとんどが蝋で覆われます。背景を染め終わったら、最後に、今までかぶせてきた蝋を手ではがすのです。

 この瞬間がわたしは一番好き。一応計画どおり作業をしてはいますが、その通り行かないのがろうけつ染めのおもしろいところ。思わぬ失敗をしていたり、偶然にも自分が考えた以上に出来のよい部分があったり・・・どんな風にしあがったかわくわくしながら蝋をはがすのです。

 が、今回はわくわく感が-全くない。埃のようにゴミがたまるだけで全貌が見えてこないのですから。

 蝋を刷毛で集めてはまた残りをはがし、また集めてははがし、もうこれ以上は無理と言うところまでは蝋を取り除きました。

 手で取り切れなかったろうは水で洗い流します。

 風呂場をきれいに掃除して、排水溝にはストッキングタイプのネットをつけて、細かい蝋をキャッチします。

 

 洗い場の半分を占領する革にシャワーで冷水をかけて、指の腹で爪を立てないように気をつけながら、ざらざらする部分をこすり落とします。

 革が水洗いできるのかって思う人もいるかもしれませんが、できます。 少々縮みますけどね。あまりにも蝋が残っているためにずいぶん時間がかかりました。まだ残暑が残っているというのに素足が冷たくなってきました。

 洗い終えた革は、古いタオルケットの上に広げて水気を切ります。

 いつもならここでしっかり乾かせば終了なのですが、

 あれほど念入りに洗ったのにまだ蝋が残っていました。

 小さくきらきら光っているのが蝋。かさぶたみたいでしょう? むやみに手でとろうとすると返って革にこすりつけてしまいますので、ガムテープを軽く押さえて粘着面にくっつけます。

 それでも、まだ。

 牛皮の小じわが写るほど大写しにしてやっと見えるくらいの蝋です。

 こうしてきれいになって行くにつれて自分の失敗が見えてきました。たとえば上の緑の葉っぱ

 わたし、輪郭を濃く描くようなことはしてなかったのにー

 原因は蝋が熱すぎて革がやけどしたことでした。カラスウリの花もちょっとベージュがかったところがあってここは多分蝋で焼けたところでしょう。冴え冴えと青いお月様のはずが、焼けてクレーターができちゃったし・・・・

 あまりにも蝋がしっかりと革にくっつきすぎたのではがれにくかったのです。蝋の温度は年中一定にしていましたが、暑かったことしの気温に合わせて蝋も調整すべきでした。

 だけど、仕上がりを見れば焼け焦げは何となく陰影が増えただけのように見えるし、花のベージュも、単調な白一色より深みがあるように見えるし、

「狙ったように焼き焦げを入れるねえ。」と妙なほめられ方をしました。

 このあとまだ何段階かの仕上げ作業がありますが、革をパネルに貼り付けて額に入れれば完成です。

 出来上がりです。

 これを見た娘が、カラスウリの花とセミとを月が見守っているようだといいました。誰も知らないところでひっそりと生き物たちのドラマが生まれていると。

 おお!そのとおりなのよ。 

 カラスウリの花って、わたしの友人知人の間でも、知らない人が多かったです。あんなにどこにでもあるのに。なので、題を何にしようか悩んでいると言ったら、「誰も知らない」というような題にして、と友人に言われました。何人かが同じような感想を言ってくれたので、題名は

「月明かりの下で」

 誰も知らない夏の夜、密かに行われている植物や虫たちの活動は、何が起ころうとも変わることのない、普遍的な、命を繋ぐという営みです。

 人間は新型コロナ騒ぎで暮らしが変わる、経済が変わると騒いでいますが、それは本当につらいことなのだけど、どんなときでも大切なことは、命を守ること、命を繋ぐこと、そんな当たり前のことに気づかされたこの夏でした。

 

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ついに作品展開催

2020-07-30 12:37:44 | レザークラフト
 今年春に行う予定だった、布と革の染色展。
 
 
 
 新型コロナの緊急事態宣言が発令された頃で、やむなく延期になっていました。このたび無事開催できることになりました。再開は早くても今年の暮れか来年の春、と予想をつけていたわたしは大慌て。展示する作品を作らなきゃ、と言うことで1週間ほど大忙しの日々でした。
 できあがったのがこちら
 
 
 プリントの豚革と
 
 無地の牛革とを

 
 貼り合わせ手作ったトートバッグ。どちらでも気分やそのときのスタイルで、裏返して使います。
 
 そしておそろいのショルダーバッグ。



 これはトートバッグのインナーバッグとしても、単独でショルダーバッグにも使えます。
 
 そして、財布と携帯とを入れるだけのポーチ。ふたは「遙かなるイスタンブール」で染めたトルコのタイル模様。色違いでろうけつ染めしました。
 
 
 
 
 昨日、飾り付けのお手伝いに行ってきました。
 
 
 
 予想以上の作品の多さでびっくり。新型コロナで鬱々とした気分を吹き飛ばすようなにぎやかさですよ。
 
 わたしのお買い物ポーチ 4点
 
 みんなのショルダーバッグは、吊しました。

 
 右の月下美人は、先生の布ろうけつ染め

 
 
 細かいカービングに鮮やかに色つけした小物。ものすごく丁寧な作りです。



 
 隣の部屋ではアクセサリーと金工展を開催中
 
 

 
 
 
 
 お店のT子さんの、銀の彫金アクセサリー
 
 T子さんのお友だちのアクセサリー作家さんたちの七宝やガラスのアクセサリー
 
 
 これ、協賛の金属素材販売会社の展示なのですが



 すごいです。下にスマホを立てかけて音楽を流すと、部屋中にいい音が鳴り響きます。つまりスピーカー。しかも素材は紙。

 同じく協賛のアイアンクラフト作家さんのコーナー
 
 
 左のアクセサリーかけは自分の作品を飾るのにいいんですよ。展示会前に購入したのを愛用しています。
 
 と、久々の大がかりな展示会になっています。
 
 ギャラリーの入り口は3箇所とも全開、入り口には消毒薬を設置、ご来場の方にはマスク着用をお願いしています。忘れた方のために予備のマスクも用意しています。親しい方へのお茶のサービスも今回はなくして、あまりに来場者が多いときは人数制限でお待ち頂くことも検討しています(そのぐらい大勢来てくださるとうれしいけど)
 できるだけの感染防止対策を講じてお待ちしています。お近くの方はぜひご来場ください。(ちなみにわたしは土曜日終日お手伝いで会場にいます。)
 
 
 高級食パンのお店「乃が美」の斜め前ですよ。
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小さめのバッグ

2020-05-06 00:16:03 | レザークラフト

 外出自粛の今なら時間はたっぷりあるーそうはいきません。

 1週間のうち5日は孫たちの子守兼家庭教師です。午前中はなんとか勉強をさせて、お昼ご飯を一緒に作り、午後は外遊び。どこの家でも同じようだとは思いますが、いかにしてゲーム時間を減らすか、体を張って阻止しているばあちゃんです。とてもとても夜なべの元気はありませんでした。

 けれど、土、日を使ってなんとか二つのバッグを仕上げました。

 長財布とスマホとが入る小さいバッグ。

 紺の革にブロンズ色の革のアクセント。

 シャンパンゴールドにスパンコールのような加工をした鉄さび色の革がアクセントのバッグ

 中はポケットをつけず仕切りだけつけました。(中の写真撮るの忘れてた。)ちょっとした買い物や散歩に持てるバッグです。というのも、われわれ地方人は移動するのはほとんど車。大きなバッグに何もかも入れて持ち歩くことはあまりなく、こんなバッグがあればいいなと常々思っていたものですから。

 手紐を外せばクラッチバッグ

 普通につければショルダーに、

 ボタンで調整すれば短めの1本ハンドル、つなぎベルトをつけると斜めがけに、といろいろ使えます。

 

 簡単な作りのバッグは仕上げるのも早く、次々とできあがるとうれしいものです。

 もう一つ、

 4月下旬に師匠の主催する展示会が開かれる予定でしたが、急きょ延期になりました。それに出品するつもりでかなり前から準備していた物。

 

 以前作ったピンクのバッグと同じ形です。

 リバーシブルで使えます。

 だけど、やはりどちらかをメインに使ったほうが傷みが少ないでしょう。たまに気分を変えるのはいいけど。

 内袋を縫わない分仕立てが簡単です。昔内側に焦げ茶や飴色の豚革を使って仕立てていましたが、裏豚革をプリント革に換えただけでずっとおしゃれな感じに。

 横は細く切った共革で、ステッチ。キーやらアクセサリーやらをつけておくリング付き。

 リバーシブルなので内側にも同じようなリングがあります。内側のリングに車のキーをつけておけば、便利かな?

 以前作ったピンクのトートバッグの反省から、ポケットはつけませんでした。申し訳程度のポケットは案外役に立たないことが分かったから。

 その代わり取り外しのできる、スマホケース

 おそろいのインナーバッグ

大きいバッグにすっぽり入り、まだ余裕があります。これもピンクのバッグを改善して、やや小さめに作りました。

 これにはオープンポケットと長財布の入るファスナーポケットをつけてあります。これだけ単独で使えます。

 魅力的なプリント革や加工した革が出回るようになって、ついつい買っては在庫を増やしています。その分自分でカービングしたり染めたりすることが減ってしまいました。在庫を何とか減らさなくては。

 これらのバッグは今、西条市の商店街にあるリバティという洋服屋さんショーウィンドウに飾ってあります。

 地方都市にありがちな、シャッターの閉まったお店もたくさんある商店街です。ただでさえ人の少ないアーケード街なのに外出自粛の要請が出て、果たして何人の人に見てもらえるやら。だけどこんなときだからこそ、ふと目に留めた人が少しでも楽しい気持ちになってくれればいいかなと思っています。都会のように「密です」っていわれるくらい人通りがあればいいと思ってしまいますが、それはあり得ません。それが地方の現実です。寂しいことですが。

 これを作っているとき、ちょっと欲しいものがあって手芸店に行ったのですが、ふだんは1,2台しか車の停まってない駐車場がいっぱいで、警備員までいるのにはびっくりしました。それでも店の中がぎゅうぎゅうというわけではないのですが。 

 なんだかねえ。

 外出自粛、営業短縮でもたらされる人の集まり・・・・

 もっと人の動きが分散される方法はないのかしら。

 

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アートクラフト展

2019-12-08 01:35:19 | レザークラフト
 ギャラリーキャメルKで12月11日まで開かれているアートクラフト展。ひょんなことで今回初めて出品しましたが、なんと72回目なんですって。20年も前から年に3~4回ひらいているそうなんです。そのほかに個人の作品展なども開いているので、美術関係者が集まってくるのだとか。どおりで・・・
 昨日は男性4,5人がお茶とお菓子で宴会状態でしたわ。わたしたち出品者もお相伴にあずかっておいしいチーズケーキを頂きました。 皆さん、実に楽しそうにお話しされていました。
 

 厳密に言うとアートなのか手仕事なのかその境目がわからないような展示会ではあります。わたしのバッグや小物は、これは手仕事というべきでしょうが。
 
 他の方の作品です。

 りんちゃんのスイーツ



 食品サンプルの専門的な勉強をされた方らしいです。ケーキなんか食べたくなってしまいます。ビールのジョッキの中にはちゃんと今浮かんできている泡もあります。徹底的にリアル。

 みー子の部屋 さん



 もとは手ぬぐいなんですって。ウィスキーの瓶に卵の殻を張ったり、ペーパーナプキンの絵柄を張ったりして電気ライトにしたり、松ぼっくりに縮緬のつまみ細工を一つ一つ乗せてツリーにしたり、とにかくアイデアが豊富。つねに勉強を怠らない方とお見受けしました。

 B.Bアートさん



 ビリヤードの玉で時計。 我が家には似合わないけどおしゃれ、1個の玉をくりぬいて作った時計や、瓶のふたを使ったピアスやマグネットなど、



 ちょっとクールな小物もいっぱい。

 まるさんの言霊文字



 「ひとりじゃない」丸い文字でやさしさあふれる言葉が壁いっぱいに。
 そのお弟子さん、絵文字屋上ちゃんの作品は



 よく似ているんだけど、内容が
 「立場がないなら座ってろ」なんて、一見素っ気なく見えて本当は「人にはやさしく 自分にはもっとやさしく」と暖かいエールを送っているのです。この言葉、気に入った。

 ヒツジスイッチさん



 独特の世界です。羊毛フェルトで作ったへび かえる いもむし カラフルきのこ
 へびのストラップは特に人気だとか。よく見ると愛嬌のあるかわいい顔をしています。

 ステディコムさん
 


 木を使った小さな雑貨。おしゃれ。ピアスにバレッタ、意表を突いたアクセサリーもありますがワークショップのために準備した木のパーツがとてもかわいい。すべて糸鋸で切ったそうです。

 おうみさん



 手縫いの洋服と袋物。部屋着に良さそうな暖かそうなのがありました。
 石けんや凝った形の箱も



 ぴんぴん工房さん

 木のドールハウス
 


 お部屋の改造もできます。シルバニアファミリーなんかで遊んだら楽しいでしょうね。
 というわけで、わりと狭めのお部屋はすごい賑やかです。 
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バッグインバッグ

2019-08-02 07:31:39 | レザークラフト
 公開したはずの記事が・・・・下書きのまま残っていました
 この暑さで頭もどうにかなったかな?
 改めて
 


先日できあがったリバーシブルバッグはポケットがないので、ポケット代わりに財布などが入るバッグをつくりました。

 中にファスナー付きのポケットと


 スマホが入るサイズのひだ付きポケット



 大きなバッグの中に入れてポケット代わりに使います。

 


 ベルト付き。これだけ持ってお買い物などにも。ベルトを使わないとき案外邪魔になるので、ベルトを小さくまとめて入れてあります。



 このベルト1本をつけると



 ワンハンドルのバッグ。

 ボタンの位置を変えると長さが調節できます。短めのショルダーバッグ。



  もう1本のベルトをつなげると



 斜めがけショルダー

 長め



 やや短め


 わたしはこのくらいがぴったり。


 ただ、このピンクがねえ~
 ポケットにしているプリント革がちょっとしかなくてこういうふうにしかできませんでした。反対の配色だと堂々と持って歩くのですけど・・・・

 ちなみに、バッグの下に移っているネットは、カビ防止のために常に敷いています。バッグとの接地面積が少ないほどかびにくい(お風呂場もそうらしいですね)ので。下に除湿シートを敷くともっといいかな。
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いろいろ迷って

2019-07-07 23:40:18 | レザークラフト
 いろいろ迷ったのでずいぶん時間がかかりました。



 リバーシブルのバッグにすることははじめから決めていました。なぜなら、ヨウコのバッグを作るために買った革がたくさん残っていたのですが、この色で大人用のバッグにするには・・・・

 はでというか、色に深みがないというか、いったいどの年代をターゲットにしたらよいかわたしにはアイディアが浮かびません。唯一浮かんだのは、気に入らなければ裏も使える(表も裏も気に入るのがいちばんだけど)リバーシブルのバッグなら何とかなるというアイディア。
 最近合皮製のリバーシブルのバッグが売られていますので、それを参考に作ることにしました。

 できあがったのが


 内側にちらっと見えるピンクがかわいいんですよ。

 今はバッグの内側は布で作っているのが主流ですが、昔は裏側用の豚革を張って仕立てていたのです。そのほうが布で作るよりずっと簡単。裏豚の代わりにプリント豚を貼るだけですから、作ること自体はさほど時間はかからなかったのですが・・・

 まず手縫いの糸で迷いました。
 似たようなピンクにするか、思い切って青や紫で遊ぶか。結局無難線でちょっとだけステッチをアクセントにできるえんじの糸にしました。

  

 6月16日撮影です。革を貼り合わせて、裁ってという日から数えたら出来上がりまでに約一月はかかっていますね。そのうち迷っている時間が半分以上あったと思います。単純作業をしているときでさえ頭の中はあれこれ考えていましたから。

 横の接ぎ合わせ部分のステッチ。



 ゆがんで見えるけど、写真写りが悪いせいです。実物はびしっとまっすぐです。気に入らなくて縫い直しましたもの。

 ファスナーも同色ではなくえんじに。これでピンクの革がちょっと引き締まった感じに。

 次に、手紐です。



 ピンク1色にえんじのステッチ-派手というかぼやっとしているというか
 えんじを土台にピンクを載せてえんじのステッチー厚みがありすぎてミシン縫いができるかどうか。手縫いを試みましたが、きれいに仕上げるのはかなりむずかしい。 結局、エンジの革を2枚貼り合わせてミシン縫い、裁ち切りの側面を磨くのに手間取りました。

 バッグの開口部の広がりを押さえるために、ベロにするか、ロープを渡すか

 

 ベロだと中のポーチを取り出すのに手間だろうと思い、フリンジをつけたロープにしました。
 
 ポケットが何もないので、サブバッグをこれも表裏違う革で作りました。大きさが・・・・
 スマホが入ることを必須条件にしたのですが、ちょっと大きくしすぎたなあ。



 ちょっとぶさいくですね。でもしかたがない。 いやなら中に吊すこともできます。



 同色だとさほどではないんだけど





 色が違うとねえ、大きいのが気になります。


 だけどこのバッグ、何通りの持ち方がありましたっけ。 

 かといって気分に合わせてしょっちゅう裏返すのはあまりしないほうが。なぜなら、裏返すときかなり乱暴に思い切って引っ張らなければならないのです。どうしても少しのしわができてしまいます。
 わたしは基本的にはプリントの方を持つことにしました。たま~にピンクね。多分洋服をうんど地味にしたら差し色でこれもOK  のはず。この際歳のことは忘れましょ。
 
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高級?丸椅子

2019-06-06 09:36:38 | レザークラフト
 もうずいぶん前に作ったバッグです。



 A4サイズのファイルが楽々入る大きさ。丈夫なので在職中はずいぶん愛用しましたが、
 退職して長い間使わなかったところ、中に大カビが生えてやむなく処分しました。そのとき、模様の部分だけは残しておきました。



 ヌメ革にカービングし、アクリル絵の具で彩色してあります。アクリル絵の具は時間がたっても退色が
少ないのでまだまだきれいです。ミシンで貼り付けていたのを丁寧にほどき、さあこれをどうしようかと思案していました(2,3年ね)

 それがやっと出番を与えられて、

 こうなりました。



 超特価で買った柔らかい革がありまして、それがけっこう傷だらけで、こちらもどう使おうかと思案していたのですが、この革の傷を隠すように模様の部分を貼り付けました。今度は手縫いです。入り組んだ模様なので縫う距離は長かったです。友達が、「リアス式海岸ね。」と笑いましたが、そのとおり。

 ここまでで来たら次は、


 1脚1280円のこれまた特価品のスタッキングチェアを分解して

 表面に両面接着シートを貼り、その上に厚手のキルティング芯をのせます。



 それを接着剤付きの不織布で固く覆って固定します。



 キャハッ
 おいしそう。



 わたしこの作業、すき
 きれいな鏡餅のようになりました。

 これに模様付きの革を載せてしっかりとくるめば



 高級?丸椅子の出来上がり。

 アップリケした革が固いので多少しわが残りますが、これには目をつぶってーというか、やはり釘か鋲で留めた方がいいのかなあ。椅子そのものが固い材質で、タッカーでは歯が立たなかったのです。小さな釘ではぐにゃっとゆがんでしまうし、仕方なく接着剤で貼り付けたままにしてあります。けっこうじょうぶだったのね。

 あとは脚を元通りに・・・ではなくて、元あった場所とは違う位置につけ直しました。



 いったん穴の空いた場所は多分緩みがでるだろうとのことで。と、ここの作業は、木工をしなれている弟にお願いしました。
 弟は、アップリケのでこぼこでおしりが痛くなるのではと心配していましたが、木のままよりは座り心地はよくなったと思います。長時間座らなければ縫い目も気にならないでしょう。
 ていうか、椅子を見た人だれもが
 
 「座っていいの?」

 当分はインテリアのままですね。
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ピンクの バッグ

2019-02-10 13:30:30 | レザークラフト
孫たちがお遊びで染めたマーブル染め ヨウコのだけが手つかずでしたが、ようやくバッグ作りにとりかかりました。さすがに百均ではシンプルでかわいいバッグは見つからず、すべて手作りすることに。

 染めた革は模様のきれいな部分を生かしてポケットにするつもり。形はもちろん女の子の大好きなハート型。まず、紙をくりぬいて形を決めます。

 こうかな?


 いやこれがいいか?


 え~と、バッグの色はピンクです。わざわざ松山まで出かけて買ってきました。ただ、ヨウコの好きなピンクとはちょっとニュアンスが違う気がする・・・・・
 この模様のままではぼんやりしているので、ちょっと濃い色で縁取りをすることにしました。



 青ーちょっとけばけばしいかな
 紫ー大人っぽくなりそう
 えんじや紺はヨウコのイメージとは遠いので最初から却下。
 結局濃いピンクにしました。ほんとうは全体をこの色にしたかったのですが、ほんのちょっとしかなくて。




 誕生日に間に合うようにこっそりと作っていました。ある日ヨウコは塗り絵をしながら
「ヨウちゃんねえ、濃いピンクとむらさきがすきなんよ。」
 あら
「うすいピンクは?」
「きらい。」
 う~ん、これは気に入ってもらえないかも。  
 女のおひな様は・・・ 男のおひな様は・・・ お花は・・・・ とつぶやきながら、端っこに試し塗りまでしながら塗っている。 これはてごわいぞ。

 材料はすべてそろえているのでもう変更はできません。ただデザインはこのあたりからつぎつぎと変更。なんとか希望に添えるかな?

 バッグの形はバケツ型です。慧竿さんが提案してくださった巾着型は、皮の張りが強すぎて口のしぼりがうまくいきません。コロンと丸いバケツ型がかわいいんじゃない? 濃いピンクの糸でステッチをきかしました。
 ハート型をポケットにするのはやめました。いろいろ困ったことが出てきて。


 内袋は以前買っていたはぎれを。



 生地が薄いので、ポケットにはマジックテープをつけて物を入れてもへたらないようにしています。

 上部に鳩目穴をあけてフリンジ付きの紐を通したらかわいいんじゃないかな? それよりもリボンはどうかしら。
 フリンジをつけない代わりにちょっとだけぶらぶらする飾りをつけてあげよう。


 
 斜めがけ用の長いショルダー紐も濃いピンクをあしらって・・・・時間がない。既製品で間に合わせました。

 と、こんな作業を毎日1工程ずつしていきました。というのは今のわたしは長時間座るのは禁物。そして長時間うつむいて作業するのも頸椎にひびいてひどい肩こりになるからなんです。

 あと少しで出来上がりと言うときに本人に見せました。
 なんだかイマイチという表情
「紫があったらよかった?」
「うん」
「だけど、これしかないのよ。」
 と、濃い紫を見せましたら、「こっちならいい。」と裏を指しました。
「それから、ここが(バッグの口)がなんかで止まるようになったらいい。」
 はいはい、それはばあちゃんもそのつもりです。
 
 少女漫画から飛び出てきたようなあまい、あまいバッグ。これに紫かあ・・・使う量が問題ね。あわいパープルがあればいいんだけど・・・・結局小さめのフリンジを作ってぶら下げました。



 リングを留めるベルトも濃いピンクで縁取りしています。

 さあ! できあがり。ヨウコだけにこりに凝ったこのバッグ。ごめんね、男の子たち。



 じいちゃんが自転車をプレゼントするので、わたしのプレゼントはこれでおしまい。
 これにお菓子をいっぱい詰めて届けてきました。

 
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