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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ぎんなん拾い

2017-11-08 21:28:55 | くらし
 銀杏を拾ってきました。



 ぶじこに言わせれば、わたしはどうもおかしなことを引き寄せるものを持っているのだそうです。このぎんなん拾いも珍事と言えば珍事かも。なぜなら、拾った場所が



 桜三里の中頃にある小さな発電所。ここに小規模ながら銀杏並木があって、秋になるとわざわざここまで見に来る人が絶えません。普段は門が閉まって立ち入り禁止なのですが、この時期は門扉を開けてくれています。

 10日ほど前、まだ残っているといいけどと思っていた銀杏は、案の定散りかけていました。





 写真を撮っていこうと車を停めたら、もう一台やってきて、中からわたしくらいの年格好の女性が降りて来ました。そして
 「ぎんなんが・・・」と話しかけてきたのです。どうも拾いませんかと言いたい様子。
 「ぎんなんは興味ない?」
 「いや、興味なくはないけど、そのつもりできてないから準備が・・・」というと、車のドアを開けて使い捨ての手袋を取り出し、わたしに渡してくれました。
 「仕事でいつも持ってるんよ。」つまり、わざわざ拾うために来たのではないけど、いっぱい落ちているのに拾わないのはもったいないからということらしいです。

 たしかに

 これ、ほとんどが車につぶされたぎんなんです。

 「大きいんだけ拾ったらええんよ。」と、さっさと拾い始めました。せっかくなのでわたしも車からスーパーの袋を取り出し(いつも積んでいるわたしもえらい)・・・・
 というわけで、桜三里のど真ん中、車が時速60キロで走り抜ける道のそばでぎんなん拾いをする羽目になってしまいました。いや、そういう言い方をすると無理やりさせられたようで適切な言い方ではないですね。では、思いもかけずぎんなん拾いをするチャンスに巡り会いました・・・・でもないか。とにかく、ぎんなんを拾いました。

 ふと気がつくとその人は門の向こうの方、道から見えないところで拾っていました。なるほど、ここなら気兼ねなく拾えます。落ち葉だけと思ったけれど、落ち葉の中にも実がいっぱい落ちていました。



 拾い出すとけっこう欲が出ていっぱい拾ってしまいました。車の中に独特に匂いが充満して・・・でも、慣れればさほど不快でもないです。ちょっとナンプラーに似た匂いかな。
 ただ、これだけでは食べられるぎんなんにはなりません。この熟してどろどろになった果肉を取り除いて中の種を取り出し、きれいに洗って乾燥させてーとなかなかやっかいな作業が残っているんです。わたし、したことがないんだけど・・・・。母が生前ぎんなんが好きでよくきれいに洗ったのをくれましたが、こうして一つ一つ自分でしなければならないことが増えていくんですね。
 幸いなことに、銀杏の実はしばらく放置しておいても大丈夫なので、ひまひまに処理していくことにしましょう。
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紅葉の始まり

2017-11-04 00:48:32 | くらし
 もう1週間も前のことなのですが、
 雨の土曜日、美術館に行ってきました。この日は全国障害者スポーツ大会愛媛大会の開会式。選手の方も観客の皆さんも、誰も彼もが大変だったですね。10月の週末はすべて雨だったような気がします。

 行く道みちの木々が紅葉しかけていました。

 お気に入りのパン屋さんでパンを買って



 前の道を写真に撮りました。



 アメリカフウの並木が色づいて、まだ緑も残っているのもなかなかいいですね。

 美術館で半日会場係を務めておりました。



 といってもただ座ったりぐるぐると歩いて回るだけでしたが。
 一つ工芸作品について質問されましたが、木彫りは専門外で全くわかりませんでした。ごめんなさい。工芸の分野は陶芸とか染め物とか織物とか木彫り、竹工芸、銅版レリーフ。ガラスと何でもござれなので自分のしていること以外は本当に何もわかりません。

 あまり人の顔も見られないので自然と足元に目が行きます。で、気がついたのですが、靴は圧倒的にスニーカーやウォーキングシューズが多かったです。駐車場から美術館までもかなり歩きますし、作品は1階から3階までびっしり。スニーカーで正解です。

 お仕事が終わって外に出ると、もう夕闇が迫っていました。 
 美術館のある一帯は広々とした公園になっていて、ここから見える松山城を見るのが県展の度に楽しみなのです。
 実はこの次の日が前期作品展の最終日で、作品搬出日になっていたのですが、台風の到来で取りに行けず、3日後の火曜日に行ったときにはすばらしい快晴でした。紅葉しかけた木々と青空と城とがすばらしい眺めだったのですが、
 
 カメラを忘れました!なので、土曜日の雨でくすぶった写真しかありません。

 城山公園の銀杏も色づき始めていました。



 わずかに色づいた葉がライトに照らされてー 山の上に二の丸が見えます。これはこれで幻想的ないい眺めでした。



 それにしてもすこうし紅葉が早いんではなかろうか。日曜日あたり桜三里を走ってみようかと思いますが、発電所の銀杏が散りかけているのではないかと気になります。 
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長雨続きで

2017-10-22 19:40:03 | くらし
 この雨いつから降ってますかねえ。もう思い出せないくらい長い間降ってるような気がします。西条祭り、新居浜祭りが通して雨だったもんねえ。

 この雨ですっかり稲刈りのタイミングが遅れてしまった田んぼ。農家の皆さんはどれほどやきもきしていることでしょう。もう30年も前はうちでも稲を作っていました。天候が悪いと義母が気をもんでいたことを思い出します。

 実入りと水気で頭を垂れてしまっています。道路が田んぼよりちょっとだけ高いものだからまるで道を枕にしているような。



 これ以上頭が重くなると



 倒れるんですよ。義母はよく土俵ができると言っていました。なぜか丸く倒れていくので。それが田んぼ全体に広がったところも見られます。こうなると刈るのが大変。はたしてコンバインで刈れるのか。コンバインが田んぼに入れるようになるまでにまだしばらくはかかるでしょうね。

 すでに刈り取った稲も、昔ながらの稲木干しは



 わらの色が、腐った色。昔は干した稲から芽がでたこともあったそうな。これも義母の話です。これもそんなにならなければいいんだけど・・・・

 そんな中でまだ青く生き生きとした田んぼも



 ところがこれ、刈り取った後のひつじ田なんですよ。普通は青い葉がぱらぱらと出て、稲の穂がちょろちょろと出て、あまり実が入らないまま寒さで枯れてしまうんですけど



 こんなにたくさん実をつけて。収穫したらかなりあるんではないかしら。2回目の収穫する? いや、しないだろうなあ。

 謎なのはこの田んぼ



 どう見ても刈り取った後にしては苗が密集しすぎです。まさか二期作を試みてる? 近年の気温の上昇でそれも不可能ではなくなったのはひつじ田の稲穂でわかります。でも、日本はそれほど米を必要としなくなったし・・・どうするんだろうな。

 今日は洪水警報が出ています。そんな中西条の街中まで出かけて、もう1センチくらいで川の水が田んぼに流れ込みそうな所を見ました。あの田んぼどうなったかな?
 いろいろなことが気になる田んぼです。


 おまけ
 雨は時としてこんな光景も見せてくれます。



 あまり外をうろつかないからクモも巣をかけ放題。
 
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中秋の名月

2017-10-05 22:09:47 | くらし
 10月4日は中秋の名月。旧暦の8月15日の月でした。名月と言っても必ずしも満月ではないのだとか。この日の月は

 

 ほぼ満月。本当の満月は6日だそうです。
 夕方のピンク色に染まった空に淡い透き通るような月。満月でなくてもすてき。

 からすが接近中



 魚も泳いでる



 西の空はきれいな夕焼けでした。



 水たまりにも夕焼け



 秋の日の気持ちよい夕方、ウマオは三輪車で3箇所に分けて格納している農機具巡り お供をしながらしばし美しい空を楽しみました。 
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愛媛国体開催中

2017-10-03 01:47:11 | くらし
 ここ数日愛媛は国体で盛り上がっています。実に64年ぶりの開催だとか。一生に一度か長生きしたら2度出会うかの大イベント。関心がないわけではないのだけど、県展の締め切りが~
 それでも出かける度にちょっと回り道して雰囲気だけ味わってきました。なのにまたパソコンが・・・・すっかりタイミングがずれてしまいましたが、せっかくなのでアップしますね。

 きれいなお花を何時出荷するんだろうと思いながら通っていました。



 よくよく見ると国体用でした。

 今治へ行く道で


 なるほど、あの花がこうなったのね。



 プランターには子どもたちやいろいろな団体のメッセージが書かれているのですが、選手の皆さん読んでくれるかな?

 旧東予市の運動公園入り口の道。ずらっと旗が並んでいます。



 開会式前日の運動公園



 準備は万端のようですが



 よく見ると、体育館の方はまだ何かしているみたい。

 会場周辺、旗がはためいて賑やかです。



 旗は2種類あってこちらは企業の旗のようですね。石鎚山が描かれています。


 こちらは西条市の旗。みきゃんが祭りのだんじりを担いでいます。


 松山方面へ出かけると、桜三里で3回くらい足止め。道路の傷んだところをなおし、生い茂った木を剪定し、草を刈って溝の泥まで掻き出して・・・きれいになりました。
 そして重信川まで来ると橋の両側に旗が等間隔に並んでいて



 あまりにもにぎにぎしくて、通るたびに おお!
 この河川敷は、渋滞緩和のためのパークアンドライドの起点になるところらしいです。ここに車を停めてシャトルバスで移動するということです。ちなみに旗は愛媛県のもの。みきゃんとダークみきゃんが描かれていました。旗を見比べてみるだけでも楽しい。

 東温市の競技会場はツインドームと呼ばれる体育館。



 入り口にはやはり旗が立っています。これは東温市独自のものね。東温市のマスコット「いのとん」が描かれていました。



 テントが立ち並んでなんだか楽しそうな雰囲気



 どの会場でも何らかのおもてなしが用意されているらしいのでそのためのテントでしょうか。
 
 この会場の近くの空き地で駐車場のラインを設置しているのを見ました。それが、まさに開会式が行われている時刻。いよいよ明日から競技が始まるという日です。
 ははは・・・がんばれ。
 お客様が来る直前までバタバタと掃除やぼろ隠しをしている我が家と重なって見えました。

 その開会式ですが、もちろんわたしは行ってません。作品が~
 ぶじこたちは、どこか適当な場所でブルーインパルスを見ると言って出かけていきました。そしてしっかりと動画に収めてきました。一糸乱れぬ編隊飛行。すごいですねえ。松山の人によると大分方面からやってきたときからずっとこの体制を崩さなかったとか。
 さらに、天皇陛下の通られるのも見たとかでカメラには皇后陛下の姿がばっちり。子ども連れだったので最前列に行かせてくれたとのこと。たくさんのパトカーや白バイをみて、ウマオも機嫌よく待っていたそうです。

 そのウマオ、次の日に、近所のおじさんやおばさんが運転する車にむかってもらった日の丸を振っていました。それも黒い乗用車だけに
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9月になって

2017-09-03 22:49:51 | くらし
 9月になりましたね。今、庭の方ではスズムシ(野生です)の声が盛んに聞こえています。うちではなぜかコオロギよりもスズムシの方がよく鳴いているんですよ。涼やかな声を聞いていると、早くもこの夏の暑さを忘れそうになります。
 実はわたしにとって4人目の孫が生まれまして、この夏はばあちゃん業に勤しんでおりました。しかし、夏やせするどころが体重は増える一方で困ったものです。

 9月になったら・・・夏の間から楽しみにしていたことが二つ。
 その一つ、写真展に行ってきました。

 今から2ヶ月くらい前のこと、長い待ち時間の暇つぶしにと買い求めた雑誌「風景写真」をめくっていたところ、何か懐かしい風景を見つけました。そして撮影者を見たところ、なんと「田舎の優歩道」というブログを書いておられるみっちゃんさんだったのです。フォトコンテスト組写真の部優秀賞ですって。すごい| 腕前は全国区だったんですね。そしてお元気で何よりでした。しばらく更新されてないのでちょっと気になっていたのです。

 そして8月になって公民館で偶然見つけたこの案内はがき。



 出品者の中にみっちゃんさんのお名前を見つけました。なんと2回も偶然が重なって・・・・これは行くしかないでしょう。

 2日目の朝、出かけました。みっちゃんさんとは、私が個展を開いたときに来て頂きました。お会いしたいなあ、と思いながら会場へ入ると、受付に女性が立っていて、一回しかお目にかかったことはないけれどみっちゃんさんだとすぐにわかりました。みっちゃんさんも私のことを覚えていてくれて、本当に楽しい一時を過ごしました。

 お花が好きで、撮っているうちにコンデジでは物足りなくなって一眼レフで撮るようになったんだとか。写真一枚一枚場所やらテクニックやら苦労話やらを話してくれました。
 写真は構図がいいだけでもだめ、きれいなだけでもだめ。印象深い作品にするには光と影も大事。それは天候、時刻によってちがうので、思うような写真を撮るために同じ場所に足繁く通うんだとか。
 お仲間同士で撮影旅行にもでかけるそうで、同じ場所で撮った写真が何枚かありましたが、撮る人によって切り取り方が違うんですね。とても興味深かったです。
 みっちゃんさんの作品は優しく心が和むような雰囲気がありました。他の方たちの作品には、はっとするような迫力のある鳥や、私だったら多分撮らないであろう工場風景など、個性があふれるすばらしい作品ばかりでした。なかにはドローンで撮った作品も多数あって楽しかったです。
 染色の作品を作るうえで、写真家の皆さんの目の付け所や光や影のとらえ方はとても勉強になります。なので写真展は好きなんです。いろいろお話を聞いていたら時間があっという間に過ぎてしまいました。
 写真をとってもいいですよ、と言ってくださったのですが、後の予定が押しており、撮る時間がありませんでした。ご紹介できないのが残念です。お近くの方は是非行ってみてくださいね。
 案内状にもあるとおり、会場の佐伯記念館は西条市役所丹原総合支所の隣にあります。広い駐車場があります。

 そして・・・・お友だちと旅行に出かけます(国内)。わたしもいろいろありましたから、まあ、自分へのごほうびですね。募集型のツアーではないので、二人でめいっぱい遊ぶ計画を立てました。チケットもホテルもすべて手配できて、あとは出発するのみ。それまで風邪を引かないように、怪我をしないように、お天気はーうん、二人とも晴れ女を宣言していい天気であると信じよう・・・けっこう楽天的な二人です。

 そうそう9月は運動会もありますね。トラオは初めての小学校の運動会。そしてウマオとヨウコは別々の日に別々の保育園で運動会があります。愛媛国体もある!
 楽しみがいっぱいの9月です。
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ああ

2017-08-05 00:22:06 | くらし
 せっかく書き上げた記事が・・・・突然に消えてしまいました。どうもパソコンが本調子じゃないです。この間はメニュー画面が出てこなくて全く仕事にならなかったし・・・暑さのせいでしょうか。そういえば昔、職員室にも冷房がないのにパソコンのサーバー室には冷房を入れていたなあ。パソコン優先だったんですよ。我が家は人間優先で、パソコンをつけない時は冷房は入れません。でも連日の30度越えではパソコンもきついでしょう。

 今日は書き直す元気がありません。ごめんなさい。また明日。

 今日のいや、もう昨日か。の夕焼け



夏の夕焼け川むこ(向こう)越すなって言われますが、本当ですね。
 

 台風が近づいていますね。どうぞ被害が大きくなりませんように。
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桜はまだか

2017-03-31 21:55:49 | くらし
 今日、冷たい雨が夕方にはみぞれに変わりました。今年は何時までも寒いですね。雨の中車を走らせていると、色濃いピンクの帯が目に飛び込んできました。



 ここは、工場と田園を隔てる道の、川沿いの土手。あじさいロードの反対側です。
 へえ~
 気がつかなかった。こんなにたくさんの桜があったなんて。
 一つ一つはまだ小さいのですが



 故高岡正明さんが鎮魂と反戦の思いを込めて世界各地に贈ったという「陽光桜」。海外ではソメイヨシノの淡いピンクではなくもっと鮮やかなピンクが好まれると、こだわりを持って作り出した木だそうです。そのとおり、桃に近い濃いピンク。小さくてもめだちますねえ。
 陽光桜はソメイヨシノに先駆けて咲きます。つい2日ほど前桜三里を通ったのですが、陽光桜にも色がついてなくて、今年は桜が相当遅いなと思ったのです。だって、昨年だったか一昨年だったか、4月1日にはもう散り始めていた年がありましたもの。

 よかった、昨日がこんな天気でなくて。
 昨日はトラオもウマオも保育園に行かず私とお留守番。ぽかぽかといい陽気で、元気をもてあましていましたので、本谷温泉公園に連れて行きました。
 運動公園の大型遊具ではトラオは全部の遊具制覇をしたいでしょうし、ウマオはまだ遊べません。二人を同時にお守りするのは無理。どこか目先の変わったいい場所はないかなあと思案して、この公園を思いつきました。
 だけど残念。少しばかりの遊具は今メンテナンスの最中らしく、ずうっとペンキをはがすグラインダーの音が響いていました。
 あ~あ、せっかく来たのにねえ。でも、大丈夫。こんな場所があるのです。



 「あ、橋がある。渡ってみよや。」小さな石橋がいくつもあって、トラオの探検心に火がつきました。

 「おお!とんぼがおる!連結トンボじゃ。はやっ! もう夏じゃん。」
 どれどれ



 わかりますかねえ。地味な糸トンボで何組ものつがいが連結して飛んでいるのです。

 もちろん、大きな鯉にもびっくり。
 「ブラックバスみたいじゃ。」
 テレビでしか知らないのに見たことがあるようなセリフ。

 そして水の中をゆらゆらと泳ぐオタマジャクシを発見して、トラオだけではなくウマオもばあちゃんも大興奮しました。

 

 なぜなら



 こんな大群、見たことがなかったからです。
 去年の夏、ぶじこといっしょに何度もオタマジャクシを取りに行って、オタマジャクシは夏のものと思っていた彼、
「ここだけ夏じゃ。」トラオは何度も叫びました。
 オタマジャクシって春先から現れるけどね。それにしても今年のような寒い春に、出現が早い・・・
オタマジャクシだけではなくアメンボも浮かんでいました。
 15年ぶりくらいに訪れた本谷温泉の公園ですが、こんなにたくさんの生き物に出会えるとは。今度はお母さんとお花見に来るといいね。 

 桜は広場の周囲にあります。


 花はまだかな? 
 近くで見ると


 もうすぐ咲きそうね。 高い枝に2輪ほど咲いていました。

 おまけ
 
 毎日がこんなに寒いのではなく、寒暖の差が大きい今年、久々に訪れた白木蓮はすでに変色し始めていました。



 

 いいタイミングで花を見るってむずかしいですね。
 
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心に残る土曜日 2

2017-03-26 22:14:08 | くらし
 前回涙が出そうになったと書きましたが、そのわけは、つい2週間前に母を思い出させる行事があったばかりだったからです。それも土曜日でした。

 松山市にあるキリスト教系の病院ベテル病院。ここには老人のお世話ホームとホスピスとが併設されています。そこで2015年8月から12月までに亡くなった方の召天者追悼記念式が行われ、私と義妹とで参加しました。

 

 駐車場からは母のいた病室が見えました。山の斜面に建てられたこの病院は自然豊かで、山の緑とともにウグイスの声がひびていましたっけ。

 梅が咲いていました。

 こんなさりげないことが母の喜びたっだなあ、この梅を見たら「春が来た」とどんなにか喜んだでしょうに。

 式は病院内にあるチャペルで行われました。母は毎週かかさずここに通って牧師さんのお話を聞いていたそうです。よっぽど心に響いたのでしょう。亡くなる直前に「キリスト教に改宗してよかろか?」と聞いてきたほどです。だからわたしもにわか教徒になって祈り、賛美歌を歌いました。その賛美歌を知っていたのも我ながらすごいと思いましたが。
 看護師長さんが亡くなった方々の名前を呼ばれました。8月だけで50人は越えたでしょうか。そして名前を呼ぶ途中でついに声を詰まらせてしまいました。こんなにもたくさんの人々を見送って・・・過酷なお仕事だと思いました。

 指揮は30分ほどで終わり会場を代えて懇親会が開かれました。席はいくつかに分かれており、私たちはわけのわからないまま指定された席に着きました。
 テーブルには小さな花とお菓子の包み

 

 そして6人の見知らぬもの同士。
 一つイスが空いていましたがだれもくるふうではありません。ほかのテーブルには病院の医師や看護師さんたちが同席して懇談しているというのに。それでもだれともなく身の上話や病院での暮らしを話し出し、共感し合っていたときのこと、あいたイスに「おくれてすみません」と座った人がいて驚きました。
 それは母を担当してくれた看護師さんだったのです。聞けば今日はお休みだったのにこの会に来てくれたのだとか。

 そう、座席が決められていたのは、患者を直接担当した医師や看護師とお話ができるようにと言う配慮だったのです。

 いろいろ思い出をたどっていくと、この病院のスタンスが浮かんできます。つい先日愛媛新聞に「100ミリリットルの点滴」という記事が載りました。そのお話をされたのがこの病院の院長先生だとか。
患者にも家族にも優しい配慮をーそれが病院全体に行き渡っているように思います。記事についてはりんごさんが上手にまとめておられますのでこちらをごらんください。
 ここでは、亡くなる直前まで生きた人間としての母の思いを大切にしてもらったなあと思います。母は昏睡状態に陥る寸前まで自力でトイレに行ったそうです。(もちろん看護師さんの助けを借り手ですが)
 毎週火曜日はチャペルでのお話、各週水曜日に開かれるミニコンサート。毎週木曜日はボランティアの皆さんのお世話でお茶会。どの行事も母は欠かさず出席し、楽しんでいました。お茶会では牧師さんが患者さん同士の、母の作った押し花の作品なども紹介してくれました。その合間にベッドでのリハビリや手芸、陶芸などできることには積極的に参加し、散歩したいと言えば歩けなくてもベランダの花を見につれて行ってくれました。聞くところによると、ベッドのままでも散歩してくれるとか。
 
 そして母を担当したこの看護師さんは、母が亡くなるその日にも私服で駆けつけてくれました。最後のお別れを言いに。こんな優しい人に母はお世話されていたのです。そしてそのことが残されたものの心を軽くしてくれました。多分、参加された人みんなそれを感じたのではないでしょうか。

 いろいろな感動をもらった土曜日。3月最後の土曜日は、トラオの卒園式でした。わたしはウマオとお留守番。聞くところによると、みんな立派だったそうです。園長先生は一人一人の良いところを言って証書をわたしてくれたそうです。卒園アルバムは一人一人違っていて、自分の描いた絵が表紙になっているんだとか。小さな保育園でどの子もみんな大切に育ててもらいました。やんちゃではあるけどいじわるではない、けんかはするけど冷たくはない、そんなよい関係を築いて1年生になります。ばあちゃんのおいわいは



 寿司ケーキです。味はいまいちだったけど、見た目はばっちりね。
 

 
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ささやかなイルミネーション

2017-01-25 20:16:25 | くらし
 ウインターイルミネーションは今や冬の風物詩になりつつあるようですね。あちこちでイルミネーションの話題を聞きます。
 以前は、個人のおうちでもおおがかりなイルミネーションで飾ってマスコミをにぎわせたりしていましたね。お庭の木に電線をちょこっと引っかけただけのささやかなイルミネーションもあちこちに見られたのですが、今は全くと言っていいほどありません。そのかわり街中のイルミネーションは増えているのではないでしょうか。思いっきり豪華か、まったくしないか、2極化しているように感じます。
 私の知るところでは、個人のおうちのものはここだけ。うわさでは年々豪華になっていってるらしいですが。

 


 大きな幹線道路沿いにあるおうちですが、田んぼを隔ててもう一つ細い道から見るのがおすすめ。

 今治市は以前ハリソン電気の工場の塀にイルミネーションが飾ってあって、夜その道を通るのは楽しみでしたが、今はありません。そのかわりに目立つのは



 ランドマークになっている国際ホテル。いろいろな場所から見えます。色も、赤黄緑青紫・・・と変化します。そのグラデーションが美しい。

 それと、タオル美術館

 

 まっさおな階段をのぼっていくと


 中華レストラン、ワンフーチンに続く庭です。




 光のトンネルをくぐっていくと


 おや、向こうにもトンネルが
 
 そこを行くとまたまた色の違うトンネルが



 結局庭をぐるりと光のトンネルが囲んでいました。

 クリスマス頃は見物に訪れる人で駐車場もいっぱいでしたが、私の行った9時前には人も少なく繊細な光に合わせるようにオルゴールの音色が流れていました。

 冬木立が幻想的



 いい雰囲気です。カップルにお勧めね。「寒いのもまたよし」かもしれません。
 
 ところで、実家での新年会の帰り、
 「あ、あそこきれい」一緒に車に乗っていたトラオが、道ばたの家にイルミネーションが飾ってあるのをめざとく見つけました。
 「じゃあ、あっちの道を帰ろうか。」と、わたし。国道から一筋離れた道を走ってみました。驚いたことに、イルミネーションを飾っているのは一軒だけではなく、その隣も、またそのお隣も、小さな集落全部がなんらかの明かりをともしていたのです。なばなの里の壮大な光の洪水よりも、華やかな飾りよりも、そのささやかなイルミネーションがこの冬もっとも心惹かれたものでした。
 家こそ建て込んでいるものの、消滅した商店街の端っこのさびしい集落です。街灯以外に道を照らすものもなくひっそりとした通りでした。その道をせめて小さな光の帯で飾ろうとした人々の暮らしに思いをはせました。家々をつなぐ光の筋は、そこに住む人々が手をつないでいるような、暖かな光でした。

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