風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

雨と猫と畑

2013年07月03日 | 雑感
昼くらいから突然表が暗くなり、雨が降り出しました。
さらに雷まで鳴り出し、
あまり見たことのないよな激しい土砂降りです。
雨の粒の一つ一つが大きくて、バシャバシャと地面を叩き付ける感じです。
これがゲリラ豪雨というやつなんだと思いました。
後でニュースで知ったところによれば、市内各地で浸水一歩手前まで行ったようです。

で、気が付いてみれば、もう7月です。
5月末にアンティークの店を閉めて、6月に入って一週間の滝行に入り、無事に終了したか思いきや、
同僚が急遽入院し、ひとりでバタバタと牛タン屋をなんとか切り盛りし、禅の摂心会に突入しました。
さすがに身体の芯に疲れが溜まりに溜っているような感があります。
でもどういうわけか休める状況ではなく、また休みたいという気持ちにもなりません。
試合を控えたボクサーみたいと言ったらかっこつけすぎでしょうが、なんかふらふらとようやく立っている感じです。

近くに安く使える公共のスポーツジムを見つけましたので、そろそろそっちの方面のメンテナンスも始めようかと思っています。
無理を承知で無理を重ねてきましたので、大分修復が必要な気がしてます。
身体が弱ってくると、頭もまともに動きません。
冴えというものがありません。
ありきたりの枠内を、ありきたりな思考がぐるぐる同じところを回るだけです。

黒猫が店に迷い込んでから一月ほど経ちました。
飼い主はまだ決まっていません。
ですから、名前はまだ付けていません。
半端なく人なつっこい猫で、部屋に一緒にいればべたべたとまとわりつきます。
猫好きの方には堪らないと思うんですが。

そうそう、畑は順調です。
梅雨時期は、雨のせいで数日畑に行けないでいますと、びっくりするくらいに雑草だらけになっています。
たまたま好天に恵まれた一昨日2度目の草刈り機を投入しました。
雑草という名の草花などもちろんないのですが、きれい事を言ってられません。
放っておくと、トマトにしろキュウリにしろナスにしろ、どんどん脇芽を伸ばして手が付けられない姿に生い茂ります。
せっせせっせとお世話を焼きます。
ぼくはなんにせよあんまりお世話をやくタイプではないのですが、イヤな顔もせずお世話をやいております。
そのうち、入道雲が空に湧き、トンボが飛び回るようになれば、病気や害虫と戦い続けた野菜の株も安定し、収穫の時期です。
無農薬の取り立ての野菜は、作った人でなければ食べられません。
あんまり天ぷらは食べなくなっていたのですが、先日畑で取れたナスと甘長トウガラシとシソの天ぷらを食べてみたら、はまりました。
今日先日漬けたラッキョウを食べてみたら素晴らしい仕上がりです。
梅干しも梅雨が明けたら天日干しをするのを待っています。
秋になったら味噌造りも再チャレンジです。
それからトマト、これは自家製に限ります。
ちゃんと酸味があり、味が濃いです。

朝から夜まで店の営業をして、時間があれば畑に行ってという生活をしてますと、日常にいわゆる「華」というのがなくなります。
どこかでパーティーをしたり、ドライブしたり、諸々の悪いことをしたりといったことが皆無になっていきます。
夢中になるとか、舞い上がるとかいう要素に乏しい生活環境になっていきます。
でも、なんの不足もありません。
夏休みになれば、娘を海に連れて行ってやろうと思うくらいです。
アンティークの店をしているときは、なんと言ってもジュエリーとか美術工芸品などのとびっきりの「華」を売るのが仕事でした。
ぼくの中ではなんにも矛盾していることではありません。
「華」を売るときは「華」の魅力を紹介しきるだけであり、畑に行くときは雑草と格闘し、土をいじって、
野菜のお世話をするだけのことです。

畑の周囲に植えられたイチジクの実が日ごとに膨らんできています。
畑仕事に一息ついたら、もいで食べます。
シンプルなもんです。


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