夜桜
2005年04月11日 | 詩
火照った身体に笹のにおいのする風が吹きます
妙にまぶたが重くなる
ふふんと笑い盃を重ねます
今宵もまたいつもの夜です
昼間にあった事ごとは
遠い昔の絵空事
それで責めを負うならば
三途の川を負うて行きましょ
遠い思い出も明日の世も
わたしゃどうすりゃいいのかえ
今宵今夜一夜きり
相手が誰だか知りはせぬ
知りはせぬけど人の身は
人の想いを求めずにゃおかぬ
ああしたこうした地獄道
どうせ餓鬼道いらぬ懺悔は地獄花
あんたは誰です誰なんです
わたしを欲しいの誰を欲しいの
わたしがわたしじゃいけないの
わたしはあんたの欲しい誰かじゃないわ
こうして川は流れていきます
負えと言われればなんでも負いましょ
後生ですから堂々と負わせて下さいまし
わたしは負うのはいやではないんです
あんたは逃げますいつだって
誰にも負えないものを負えと言い
負うてみせると言えば逃げ
わたしは途方に暮れるのです
そして今夜は春の宵
城山では桜が満開です
わたしはここでこうして酔うております
今宵このひと時を陽炎みたいなあんたといるのです
過程をはしょろうとするんですね、どうしても。
じっくりじっくり楽しみながら前に進めばいいんですが。
鰤はブリです。もう解明しました?
今夜もわたしはこの「夜桜」を読んでいます。
好きですね。この詩。
わたし思うんですけど人生って、まじめにやってればオノズから道は拓けてくるのじゃないか・・・って。
それは今日のタイトルの「迷路」に影響されたコメントかもしれないけれど。
また明日じっくり読んでみます。
お酒を控えろと病院で言われませんでしたか?
人のことは言えませんが。(笑)