風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

二郎

2008年01月09日 | 雑感
昨夜NHK の番組で、東京版ミシュランで三ツ星を貰った寿司店「二郎」のオーナーが出ていました。
80歳を過ぎて現役です。
7歳の時に料亭の丁稚にやられたそうです。
それから「もう帰るところはない」と自分に言い聞かせて、仕事一筋で生きてきたそうです。

不器用だったそうです。
だからこそ、人一倍修行に打ち込んだそうです。
「プロとは何か?」という質問に、「仕事に自分を合わせていくこと」と応えていました。

やはり一流になる人は違いますね。
僅か7歳で親元から引き離され、愚痴も泣き言も言わず、黙々と腕を磨いていく。
自分流儀を打ち出すのが流行の昨今ですが、「仕事に自分を合わせること」というのは、なかなか言えるセリフではありません。

まず高度な仕事を目の前に据える。
その理想に向って、たゆまぬ工夫と精進を重ねていくのが「プロ」だと。
こざかしい「自分」が消えてますね。
ぼくみたいな半端な人間に限って、自分らしさとか自分流を振りかざします。

しかし、7歳の子供がもう帰るところはないと言い聞かせながら、他人の家で修行するというのはそりゃもう想像すると・・・。

というわけで、何から何までぼくの耳にはもの凄く痛い番組でした。


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2 コメント

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七歳 (りのすK)
2008-01-09 22:44:07
 torut21様 こんにちわ。

 7歳といえば七五三と言いますか、やっと幼児が死なずに無事にある程度育ちましたと言うような区切りの年ですよね。
数え年とすれば6歳。
現代だったら黄色い帽子かぶってランドセルからって(背負って、か)給食袋下げて走り回ってるような。
 祖母もその頃には両親を亡くしましたのでその後の苦労話はある程度聞いています。

 今も昔も一番の庇護者であるはずの親がいない(いてもロクでもない)子どもは辛い目に遭いますよね。
その意味では自分は母に感謝しなければならないと思いますけれど

さて7歳の頃の自分は…学校の教師は当てにならないと痛感し、家出か自殺を考え始めた頃でした
あれから?年よくココまで生きたモンです
 
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りのすKさん (torut21)
2008-01-10 20:16:27
いろいろな7歳の人生模様があるのでしょう。
ぼくは鼻を垂らしていました。
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