風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

円了

2010年06月12日 | 雑感
一昨日から店に冷房を入れています。
それほど、暑いというほどではないですが、弱めに冷房を入れれば快適です。

今日で接心は円了(終了)です。
あとは店を早めに出て、夜の懇親会でしこたま飲んで、明朝長府に散策に出かけ、俳句会です。
ちょっと調べてみましたら、6月の季語というのは俳句に仕上げるのにはなかなか難しい語が多いです。
ででムシとか蛍とか田植えとかアヤメとか、今の長府で果たして見かけることがあるのでしょうか。
夏の入道雲とか、秋の枯葉だとか、冬の木枯らしなどはどこででも感じられ、俳句にも作りやすいですが、
アメンボなんかも今ではすっかり見かけなくなりましたし。
カビというのも六月の季語みたいですが、カビを使った俳句というのも、あれです。
わざわざ長府まで出かけて作るようなものでもないような気がします。

長府といえば、毛利藩の城下町で、今でも武家屋敷の風情が色濃く残っています。
そこの功山寺で高杉晋作が奇兵隊を組織して挙兵しました。
武家屋敷の中を貫くように、壇具川という清流が流れています。
その川に沿って、春には桜が、秋には紅葉が見事な景勝地です。
そこから少し南下して海べりに出ますと、右手に関門海峡を隔てて九州の玄関口である門司を望み、
左手には瀬戸内の入り口が茫洋と広がっています。
幕末から明治にかけて、さまざまな人たちが、さまざまな思いを胸に、盛んに去来した土地柄です。

数キロ先には、さらに時代をさかのぼって、壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祭る赤間神宮もあります。
門司港・下関港は戦前は大陸と結ぶ船舶が盛んに出入りしている港でもありました。
いろいろな時代のいろいろな物語がぎっしりと詰まっている土地です。
往時の面影はさすがにありませんが、今でも活用の仕方さえ上手にすれば、まだまだ生き返る余地はあると思いますが、さてどうでしょうか。

さて、決算から接心まで、怒涛のように流れ込んだ感がありまして、少々くたびれています。
この疲れを来週に持ち越さないようにしないといけません。
なんとなく釣りでもしたい気分です。


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