風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

伊勢

2010年04月26日 | 雑感
伊勢に行ってきました。
初日こそ雨でしたが、ずっと車内・室内でしたので影響もなく、2日目は曇り、3日目は絵に描いたような五月晴れでした。

初日に泊まったのが財団法人・修養団伊勢道場というところでした。
ただ泊まるだけなのだと思っていましたら、きちんと厳しい研修がありました。
挨拶の仕方から、スリッパの揃え方まで、きっちり教わりました。
松下幸之助やら安岡正篤などとも縁のある100年以上の由緒を持つ文部科学省所管の教育研修機関でした。

なんでも、誰もが知るNHKのラジオ体操はここで行われていたものを取り入れたのだそうです。
講堂には日の丸が掲げられていますし、式の最後には君が代を歌います。
基本的には日本という国の成り立ちやら国柄を大切にする教えを説きますから、右翼といえば右翼なのでしょうが、
正統な右翼というのはこういうものなんだろうと思います。
嫌悪感を煽るだけの街宣右翼とはその成り立ちも、方向性も全く違っているでしょう。

人格ブレイクスルー的なセッションもありましたが、全国各地からの60名を越える参加者のみんながノリノリで楽しんでいました。
ただし、遅れて会場に到着し、そのセッション最中の異様な有様を見て驚いた数人の参加者は、何ごとかと憤然として帰ってしまったそうです。
まぁ、仕方がないでしょう。

初日の夜にはアイカちゃんのコンサートでした。
ぼくの太鼓で始まるわけですが、ボロを出さないように太鼓は短めに切り上げ、大祝詞を奏上しました。
大祝詞を大声で上げるというのは、なかなか大変なものだと今回知りました。
それからアイカちゃんの言霊を使ったヒーリングの講話があり、ネネさんの舞があり、最後に「ふるさと」をみんなで合唱です。
こうして話だけ聞くと、とても気持ちの悪い集会だなと思われても仕方がありませんね(笑)
その手のテレとか、気後れとか、逡巡とかが入り込む余地は、あらかじめセッションで一掃されていましたから。

その後、名前を失念してしまいましたが、どなたかの講演会がありました。
イスラエルに何度も行っている人で、国を失うということの取り返しのつかなさ、寂しさ、悲惨さを繰り返し強調していました。
日本人が日本という国を知らないことの問題性も提起していました。
語り口が関西人らしくとても柔らかで、ユーモアに溢れていましたが、国を思う心は熱かったです。
その後は例によって講演者も交えた酒盛りです。
3時過ぎまで飲みました。

次の日は早朝に内宮に正式参拝です。
その後一旦道場に帰って、朝食を食べて、再び内宮へ。
道場から内宮までは歩いて数分です。
神楽殿で巫女舞の奉納を見ました。
巫女さんたちの立ち居振る舞いにすっかり魅せられました。
その後は、参集殿でアイカちゃんの奉納コンサートが行われました。
曇っていた空から時折中庭に日が差し、とても感動的なコンサートになりました。

その後、昼食を取って、道場にお別れをし、猿田彦神社にお参りし、恒例のおかげ横丁で酒を飲んで、貸切バスで伊雑宮に向かいました。
伊雑宮を参拝後、境内でみんなで気功です。
そしてホテルへ。

風呂に入って、宴会です。
宴会後も部屋でさんざん飲んだわけですが、面白かったです。
最後には6,7人が残ったわけですが、若い女の子が演劇をしていたらしくその子を中心に、即興で演劇ごっこをしました。
その子がアドリブで何かの役になりきって演劇を始めます。
するとタイミングを見計らって、他の誰かがまた別の役になりきって、絡み始めます。
そのようにして全員で即興で演劇を作っていくわけです。
かなり面白い試みでした。
みんな酔っ払っているせいもありますが、前日の人格ブレイクスルーのセッションの効果もあって、みんな簡単に役になりきります。
ビデオ係のテっちゃんも乗ってきて、あれこれ演出し始めます。
演劇をしていた女の子は手に負えないくらいのテンションになっていきます。
1時過ぎまでそうやって遊んで、約一名が睡魔に耐えられなくなったので、お開きにしました。

次の日は帰るだけでした。
途中名古屋駅で日本酒できしめんを食べました。

直前まで行くか行かないかをかなり迷いましたが、楽しい旅行でした。