店の裏の猫がから揚げの半分しか食べていません。
しかも、残りが皿の外に散乱していました。
ミルクは減っていません。
少し心配です。
昨日買ったばかりの「澤木興道 生きる力としてのZEN」からです。
もうすべての言葉が言葉にできぬ温もりと光を放っていますが、ほんの一部だけ。
「『澤木さん、欲はない』と言うが、実はあるどころではない、ようやく辛抱しておるだけじゃ。
欲を深うすると仏法に傷がつくから、辛抱しておるだけの話である。欲が深いから人の欲の深いことがよう分かる。
分からんでおるのはアホじゃ。だから間抜けたことはせん。しかもその欲の曲線は、角度が激しくある。
その角度の激しい煩悩を持ちながら、その煩悩を仏道に持ってくる。そうすると煩悩の多いほどええんやね。
煩悩が鈍うなるとやっぱりええ処も鈍うなる、元気も鈍うなる。どんな辛抱でもするのは、煩悩が多いからである。
そこの人生と仏道の交錯点がもっとも肝要な処である。」
「人間澤木興道が仏道から引きずられていく。それがために凡夫の澤木の自由がきかぬ。それが信仰というものである。
透明になるから凡夫澤木がわがままできなくなる」
「『仏祖の法』は誰でも嫌いである。それよりは飲んだくれの法が好きなんだ。私は堕落しとうてかなわんのじゃけれども、
しかたなしに引きずられて坐禅をしておる。みなが監督しておって、堕落させられないだけの話である。』
もうすべての言葉が、その場その場で生き生きとしています。
活字にしてこうなのですから、その風貌や肉声に接したときには、さぞかし心に響いたことでしょう。
ページをペラペラ捲っただけでも、どの言葉にも引き付けられてしまいます。
おすすめです。
しかも、残りが皿の外に散乱していました。
ミルクは減っていません。
少し心配です。
昨日買ったばかりの「澤木興道 生きる力としてのZEN」からです。
もうすべての言葉が言葉にできぬ温もりと光を放っていますが、ほんの一部だけ。
「『澤木さん、欲はない』と言うが、実はあるどころではない、ようやく辛抱しておるだけじゃ。
欲を深うすると仏法に傷がつくから、辛抱しておるだけの話である。欲が深いから人の欲の深いことがよう分かる。
分からんでおるのはアホじゃ。だから間抜けたことはせん。しかもその欲の曲線は、角度が激しくある。
その角度の激しい煩悩を持ちながら、その煩悩を仏道に持ってくる。そうすると煩悩の多いほどええんやね。
煩悩が鈍うなるとやっぱりええ処も鈍うなる、元気も鈍うなる。どんな辛抱でもするのは、煩悩が多いからである。
そこの人生と仏道の交錯点がもっとも肝要な処である。」
「人間澤木興道が仏道から引きずられていく。それがために凡夫の澤木の自由がきかぬ。それが信仰というものである。
透明になるから凡夫澤木がわがままできなくなる」
「『仏祖の法』は誰でも嫌いである。それよりは飲んだくれの法が好きなんだ。私は堕落しとうてかなわんのじゃけれども、
しかたなしに引きずられて坐禅をしておる。みなが監督しておって、堕落させられないだけの話である。』
もうすべての言葉が、その場その場で生き生きとしています。
活字にしてこうなのですから、その風貌や肉声に接したときには、さぞかし心に響いたことでしょう。
ページをペラペラ捲っただけでも、どの言葉にも引き付けられてしまいます。
おすすめです。